意外と身近な「名家・名門」の世界へようこそ!
現在の我々の暮らしは、先人たちの働きによって成り立っている。いつでも新鮮なタマゴを食べられることも、点字によるバリアフリーが普及したのも、過去の誰かが強い意思を持って目標に取り組んだ結果である。
また、いわゆる「名家」と呼ばれる公家や武家のように代々続く伝統ある家や、政治や文化などその道にすぐれた人物を輩出した家がある。そうした家々もまた、日本の歴史に欠くことのできない存在だ。
本書では、このような家や人物を、カテゴリーに分けて紹介している。「名家・名門」というとすぐ頭に浮かぶような古くから続く家だけではなく、明治・大正期に始まる比較的新しい一族も含めて成り立ちを記すとともに、家紋や家系図も掲載。名家の名家たるゆえんをさぐる。
それぞれのルーツや功績を知ると、彼らが縁遠い別次元の存在などではなく、実は意外と身近な存在であることに気がつくだろう。