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バカが隣りに住んでいる
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政治・社会
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vol.1 平成27年への警告の巻

『バカが隣りに住んでいる』
[著]勝谷誠彦 [発行]扶桑社


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南下するロシアを迎え撃つ、明治以来の

日本国の危機へ、覚悟を持ったほうがいい

2015.1


「ロシア─韓国 ガスパイプライン構想」は、2011年に稼働した、サハリンにある天然ガスをウラジオストクまで運ぶサハリン・ハバロフスク・ウラジオストク天然ガスパイプライン(SKV)の建設計画が決定した後に考案された構想。ウラジオストクから朝鮮半島を南下し、韓国までの約1・100㎞を結ぶ。実現した場合、このうち約700㎞が北朝鮮領内を通過する見込み。また、韓国の試算によると、北朝鮮は通過料として約1億ドルの収入が得られるという。



 年の初めにいつも将来を占うのは吉例なので今年もそうさせていただく。吉例というのはまあ縁起を担いだ物言いであって、日本国にとって良い年かといえば、残念ながら私はそう断言はできない。ただし、振る舞いを変えていくならば、面白い年にはなると考えている。私事にわたる。私は小学生のころ、どうしてもっと戦前に満州に渡って馬賊になるとか、維新回天のころに都大路で暴れるとか、そういう時代に生まれることができなかったかと地団駄を踏んだ。自民党の派閥の親玉が談合してそこからカネをもらった野党が談合しているようなつまらない世の中に生を享けたことを憎んだ。いやいやどうして。これはまったく私の個人的な感興であって、世の中のほとんどの人には迷惑だと思うが、日本国とそれをとりまく世界はまことに面白いことになっている。帝国主義列強の時代を、もっと悪化させたような世の中の再現だ。


 すみません。繰り返しますが私が面白いだけで、あなたや、あなたには迷惑だと思います。でもそういう中で生き抜いていくという覚悟を今年からは持ったほうがいい。ひょっとするとさきほどから書いた明治の先人たちが日清日露の戦いを通じてなんとか築いた日本国の地政学的な位置が「元の木阿弥」になる。大日本帝国はロシアの南下をどこで防ぐかに躍起になった。だから満州国まで作った。いまアホな大マスコミが何の危機感もなく報じているニュースのひとつに「ロシアがパイプラインを北朝鮮を経由させて韓国まで延ばす」というものがある。これが満州鉄道以上の日本国にとっての危機だと認識していない。満鉄も「線」だったがパイプラインも「線」だ。「線を護る」ことは軍事力を伴う。明治以来はじめて、とうとう対馬海峡の向こうに私たちはロシアを迎え撃つのがいま明けた年である。明治の時は、樺太と千島はわがものだった。それもない。両面作戦でさあどうする。これが2015年の年頭の警告である。

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