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バカが隣りに住んでいる
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政治・社会
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vol.2 首相年頭会見の巻

『バカが隣りに住んでいる』
[著]勝谷誠彦 [発行]扶桑社


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世界も呆れる迷演説。

菅直人という人のOSはどこか壊れているようだ

2011.1


2011年1月4日、菅首相は首相官邸で年頭記者会見を開いた。TPP(環太平洋連携協定)交渉参加の判断や、消費税の方向性については、「6月をめどに」と表明。一方で、中国・ロシア・北朝鮮の脅威や、税収を超える新規国債発行という異常財政については語らず、記者からの質問もなかった。結局、どのメディアもこの会見を、お馴染みの「小沢切り」という切り口で報道した。



 菅直人首相の年頭の会見を見て、私はようやくこのヒトの本質がわかった気がした。これまでも各国首脳の前で恥をさらしたり「仮免許だった」などと国民を舐めきった発言を繰り返したりしていたがそこにあまりに法則性がなくて私は首を捻っていたのである。どうやら菅さんという人は人間としてのOSがどこか壊れているらしい。以前の麻生太郎首相もさんざん失言を指摘されたが彼の場合は「モノを知らない」だけだった。いわば適切なブラウザーが入っていなかったのだ。だが菅さんはどうももうひとつ下の階層がイカレてしまっている。日本国首相の年頭の挨拶といえばまずどう語りだすかをいちおう海外メディアも注目する。彼はそこでこう言った。「今、世界の多くの国が日本に追いつけ、追い越せと、成長を続けています」。???はあ? あんたどこ見てものを言ってるの。残念ながら率直にいって多くの国は「日本みたいになったら大変だ」と反面教師にしているのではないか。しかしどうも菅さんの頭の中ではまだ「ジャパン・アズ・ナンバーワン」らしいのだ。「私はこれからもそうした国々の成長を支援する」。勘弁して下さいよ。借金で首がまわらなくなっている家庭がまだ近所に贈り物を配り続けようというのである。


 小沢一郎民主党元幹事長についての言及にもあきれた。政治とカネの一般論ならまだわからなくもない。しかしそれを使って、いち政治家の個人名をあげて攻撃することが、一国の首相が年頭の挨拶ですることだろうか。これも世界中のメディアが嘲ったことだろう。


 極左特有のセクトの内ゲバに熱心なのはわかるが、小沢さんは地元の有権者に選ばれた政治家だ。その議員としての進退にまで触れることは民主主義国家の首相が言うべきことではない。党内で国会で粛々と論議すればいいことだ。それにしてもこれほどの素人にもわかるひどい演説になぜ大マスコミは騒然とならないのか。こちらにも呆れるほかない。


この年頭会見が行われた3か月後に東日本大震災が起こり、その半年後に首相辞任となったのはご存じのとおり。

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