読みたいトコだけ買える本。
犬耳書店
初めての方へ 記事一覧 無料登録 ログイン
0
-1
kiji
0
1
1058549
0
脳には妙なクセがある
2
0
0
0
0
0
0
雑学
お気に入りとは?

お気に入りボタンを押すとお気に入りリストにこのページが追加されます。興味のあるページ・気になったページを後から確認するのに便利です。

お気に入り お気に入り
おわりに

『脳には妙なクセがある』
[著]池谷裕二 [発行]扶桑社


読了目安時間:3分
この記事が役に立った
0
| |
文字サイズ




 私は脳研究に(たずさ)わる科学者です。と同時に、研究のかたわらに一般向けの本を執筆しています。いや、「執筆」といっては語弊があるかもしれません。私のこれまでの本は、基本的に本として自分で書いたものは少ないからです。むしろ対談や講義を録音して別の方に書いてもらっているもの、または過去のエッセイをまとめたものが大半です。

 こうした執筆スタイルを取っている理由は二つあります。一つは、できるだけ研究の時間を大切にしたいと私自身が思っていること、もう一つは、同業者から「本を書く時間があるくらいだったら、もっとマジメに研究しなさい」と叱責を受けることです。

 ですから、負担なく本を出す方法として、このようなスタイルを以前より貫いています。

 本書も例外ではありません。過去5、6年ほどのあいだに雑誌やネット上に書きためてきたエッセイがオリジナルとなっています。長短100近いエッセイを寄せ集めました。

 とはいえ、出版に際しても手を抜きたくないのは、学者的な偏執癖でしょうか。書きためたエッセイから、適切なものを選り抜き、それぞれをパーツに分解しつつ、あれやこれやと試行錯誤しながら再編成しました。文章自体も全文にわたり徹底的に書き直しました。結局、原型を留めていません。

 研究のかたわらに作業をしましたので、編集作業だけで二年以上を要してしまいました。そんな長い経緯から、ごく一部の内容に過去の拙著と重複するところもあります。しかし、研究背景を説明するために省略できないという点と、なにより当時はこのオリジナルエッセイこそが初出であったという点から、お許しいただければと思います。

 最後に謝辞を記します。

 何年間も私の作業を辛抱強く待ってくださった扶桑社の山口洋子さんには頭があがりません。『脳はなにかと言い訳する』をご担当いただいて以来のお付き合いで、彼女の粘り強く、丁寧な姿勢にはいつも感服させられます。

 祖父江ヒロコさんには、今回もステキなイラストを書いていただけました。

 また、本書の構成やアイデアに関し、随所ですばらしいコメントをくださり、執筆を応援してくださった長谷川克美さんにも感謝したいと思います。
『VISA』の武田雄二さん、『日経ビジネスアソシエ』の田中太郎さん、『エコノミスト』の藤枝克治さんをはじめ、関係者の皆さまには、本書の元となったエッセイを書かせていただく機会をいただきました。

 最後に、家族や同僚など、私の研究生活を支えてもらっている方々にお礼申し上げます。

 2012年初夏池谷裕二
この記事は役に立ちましたか?

役に立った
0
残り:0文字/本文:1054文字
      この記事を収録している本
      レビューを書くレビューを書く
      この本の目次