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勝負脳の磨き方 〜小よく大を制す〜
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まえがき

『勝負脳の磨き方 〜小よく大を制す〜』
[著]舞の海秀平 [発行]扶桑社


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 まえがき






 私は、平成2(1990)年に角界に入門し、平成11(1999)年に引退するまでの10年間、力士としてやってきました。


 現役時代は、「平成の牛若丸」「技のデパート」などありがたいニックネームを頂戴していましたが、大相撲という競技において、私は体格にまったく恵まれておらず、関取では自分より小柄な力士はいませんでした。


 当時、幕内力士は平均身長が185センチ、平均体重は150キロでしたが、それに比べて、私の身長は169センチ、体重は9798キロでした。


 相撲の基本は「当たって押せ」と言われます。確かに大柄な力士ならそれでも良いでしょう。しかし、小兵の私がそのような相撲を取っても勝てるはずがありません。その分、技術と戦略でカバーするしかありませんでした。



 よくびっくりされるのですが、私は今も日本相撲協会の人間だと誤解されることが結構あります。街で声をかけられたりしたとき、それとなく否定すると、みなさん、一様に驚いた表情をされます。「舞の海は相撲協会に所属している」「どこかの部屋の親方をしている」と勘違いをされている方が、相撲ファンの中にもかなりいらっしゃるのです。


 私は現役引退と同時に、協会から籍も外れています。引退後も協会に残るには、親方になるしかないのですが、親方というのは人数が決まっていて105人(一代年寄を除く)しかなれないのです。


 今、NHKのテレビやラジオで「元小結の相撲解説者」の肩書きで出演させていただいているのは、あくまでフリーの立場なのです。


 幸いなことに、引退後は相撲の解説だけでなく、テレビやラジオでスポーツキャスターやコメンテーターのお仕事もさせていただいています。また、全国各地から講演会にもよくお声がけいただき、たくさんのお客様の前でお話させていただいています。



 引退して気付いたのは、現役時代に相撲を通して培った「勝負脳」とでも呼ぶべき発想法メンタルコントロール術、相手の意図を読む想像力と、それを活用したコミュニケーション力、また、親方や先輩にご指導いただいた数々の教えは、相撲だけでなく、人生を通じて活用できるものだということでした。


 私たち小兵力士はどうやって作戦を立てるかというと、当たり前のことですが、自分の強いところをいかに相手の弱いところにぶつけていくかということを考えながら相撲を取ってきました。


 相撲というのは体が大きければ良いかというと、決してそんなこともなく、小さいと不利かというとそうでもありません。必ず大きい人にも、強いところと弱いところがあり、同じく小さい人にも強いところと弱いところがあるのです。


 小柄な力士が大柄な力士の戦法をとっても、勝つことができないのは自明の理。そこを履き違えなければ、体格差なんてハンディにならないと考えていました。140キロくらいの相手であれば、五分の取組ができました。さすがに170~180キロの相手だと、「ちょっと大きいぞ」と思うことはありましたが、結局、相手が大きいということを考えすぎても始まりません。


 そのために、さまざまな技を研究し、相手の意表をつく作戦をいつも考えていました。そのような習慣により、土俵で生き抜くための「勝負脳」(いや)(おう)なく磨かれたと思います。



 本書では、私が相撲を通じて培い、また、多くの尊敬する方々に教えていただいた「小よく大を制する勝負脳」のノウハウをお伝えいたします。それにより、現実を見据えて、どのように行動するか、日々のビジネスや生活で考えるヒントになれば幸いです。

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