『希望の格闘技』
[著]中井祐樹
[発行]イースト・プレス
基本、というものを今一度考え直してみる。「基本が大事」とか「基本通りに」というフレーズは一聴して耳に心地よく、正しい道への導きであるかのように聞こえる。
確かに、そうだとは思う。私もこのフレーズ、実はよく使う。ただし、基本、基礎、定石とされるものとその解釈はひとつではないし、一人ひとり違うとも思う。
だから私が使う「基本通り、基本を大切に」とは、「自信を持って、それで行けるから」、という意味なのだ。