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待つ力
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ルポ・エッセイ
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◆空白と膠着

『待つ力』
[著]春日武彦 [発行]扶桑社


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 待つ、という受け身の状態は苦しい。無力感に(さいな)まれ、ときには精神が妄想モードに陥りかねない。先が見えないことは、まことに辛いものです。

 作家の立松和平(どうでもいいけど、本名は横松というらしい)が一九八五年に発表した「億万の竹の葉そよぐ」という短篇小説があります。ある日、主人公の「私」は「他人にも私自身にも納得いく説明がつかないまま勤め先の区役所を辞め」てしまいます。辞めて次の職を探すわけでもなく、「私」はただひたすら木刀の素振りをしてあとは無為な生活を送っており、妻は生活のために近くのハム工場にパートへ出ています。状況が逼迫しつつあるのに、「私」は木刀の素振りというまったく何の役にも立たないことを繰り返している。
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