読みたいトコだけ買える本。
犬耳書店
初めての方へ 記事一覧 無料登録 ログイン
0
-2
kiji
0
0
1061251
0
日本史の中の世界一
2
0
0
0
0
0
0
歴史
お気に入りとは?

お気に入りボタンを押すとお気に入りリストにこのページが追加されます。興味のあるページ・気になったページを後から確認するのに便利です。

お気に入り お気に入り
39 平和裏の権力移譲・江戸城無血開城

『日本史の中の世界一』
[責任編集]田中英道 [発行]扶桑社


読了目安時間:6分
この記事が役に立った
0
| |
文字サイズ



江戸城無血開城のと実

 死者約二百万人。大革命からナポレオン帝政の二十五年間に、フランスが革命や内乱または戦争で失った犠牲者の数である(ルネ・セディヨ『フランス革命の代償』)。人口がまだ約二千七百万人の頃の、死者二百万人である。「自由・平等・博愛」の革命の内実は、破壊と殺戮(さつりく)の連続であって、産業、経済、文化といったあらゆる方面でフランスに深刻な衰退をもたらしていた。

 近代という時代の幕開けは、悲惨な代償を伴う場合も少なくなかったのである。だが、日本は諸外国とは比較にならないほどの最小限のコストで近代という時代を迎えていた。この間の事情を最も鮮やかに示している出来事が、勝海舟(一八二三〜一八九九)と西郷隆盛(一八二七〜一八七七)の会談による「江戸城無血開城」の事例であろう(慶応四・一八六八年三月十三、十四日)

 二百七十年もの間、日本最大の封建領主であった徳川幕府が、江戸の街を戦火から救い、混乱に乗じた外国の侵略から日本を守るために無抵抗での降伏を申し入れ、その権力や財産を平和的に朝廷に手渡したという歴史上の名場面である。
この記事は役に立ちましたか?

役に立った
0
残り:2263文字/本文:2734文字
この記事を買った人はこれも買っています
      この記事を収録している本
      この本で最も売れている記事
      レビューを書くレビューを書く

      レビューを書いてポイントゲット!【詳細はこちら】

      この本の目次