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世界史の中の日本 本当は何がすごいのか
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歴史
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一神教は“戦う民族の宗教”

『世界史の中の日本 本当は何がすごいのか』
[著]田中英道 [発行]扶桑社


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 キリスト教の旧約聖書では、人間の原罪をもとにして、人間が争い合うことが常態であるかのごとく歴史を語っているのですが、こうした世界観あるいは歴史観は、四大文明を含めたユーラシア大陸全体に当てはめることができます。そこでは都市は戦争によって生まれてきたのです。

 そういうところに、どういう宗教が生まれてくるのかというと“戦う民族の宗教”ということにならざるをえません。それは、生活をしていく上で、日本のような豊かな自然環境に恵まれていないため、人々はよりよい自然環境条件を求めて移動をすることになります。移動の途中で他民族を従えたり、互いが生存競争のもとで戦い合うのです。

 民族の移動があると、宗教もそれにふさわしいものが生まれます。つまり人々の心をまとめるための宗教が生まれるのです。それが一神教というものを生む背景にあるのです。

 一神教は、基本的に移動する民族がつくり出すものです。それというのも、その民族が土地との強固な結び付きをもたないため、土地やその自然に対する依存が少なくなるからです。土地には、山、川、原野、森などがあります。そして人々は、身近にある山や川に愛着を感じます。そこから生まれる、日本の神道のようなものが、元来はユーラシア大陸にありました。

 しかし、民族移動をはじめることで争いが生じてくる中で、言葉が重要になってくるのです。つまり、土地よりも、人々が語る言葉のほうが、その民族にとって重要になってきます。このことが、一神教がつくられる上での基本になります。彼らには、その民族を守る象徴としての神が必要になるのです。

 生活の基盤である土地との結び付きが弱い以上、言葉によって、人々が結び付くという必要が生じるのです。そして民族の神が必要になる。自分たちのことを守ってくれる民族の神です。

 しかし、この民族の神というのは、どこの国、どこの民族にも共通して現れるものだといえるでしょう。それは文化人類学的にも明らかなことでしょう。

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