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2015年改訂版 ふるさと納税生活 完全ガイド
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Chapter4 種目別 ふるさと納税おすすめガイド

『2015年改訂版 ふるさと納税生活 完全ガイド』
[著]金森重樹 [発行]扶桑社


読了目安時間:16分
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●お米編



 ふるさと納税のメリットを一番感じられるのが米だ。米は主食であり必ず消費するため、消費税増税の家計へのインパクトを考えると押さえておきたい特典だ。


 以前は1万円で20キロ(または3万円で60キロ)というと長野県阿南町くらいしかなかったが、ここ数年でかなり増えた。


 次の表から選んではどうだろう。今後も1万円で20キロの自治体は増えると思われるが現時点での最高の還元率の自治体だ。


 たいていの自治体は一度に60キロ送ってくるのではなく、10キロ単位まはた20キロ単位の小分け配送を頼むことができる。


 米は主食であり、必ず消費するものなのでここをまず考えてみる。


 ちなみにこれは1万円で2・5キロのものを含めて、日本中の米を試してみたぼくの感想だ。ぼくはグルメではないので結局は重量での判断となる。一方でうちの嫁さんは米の味にうるさい。奈半利町の米は相当おいしかったようで、来年も取り寄せて欲しいとのオーダーがあった。




 ここで阿南町の取り組みについて一つ率直な疑問があると思う。3万円の寄付で60キロもの米を気前良く特典にして、果たして町は採算がとれるのか?


 これについては儲からなくてもかまわないそうだ。


 2013・5・9信濃毎日新聞によれば、


「下伊那郡阿南町のふるさと納税制度を利用して同町へ寄付をした人に、町は寄付相当額の町内産のコメを贈る取り組みを始める。寄付金でコメを買い取ることで町内農家を支援する他、寄付を寄せた人と農家をつなぐ狙いもある。寄付相当額の物品を贈る取り組みについて、県税務課は『珍しいのではないか』と話している」



 とあるように、町では寄付金で米を買い取ることで農家を支援できれば町自体にふるさと納税による寄付金が残らなくてもそれでいいと考えているようだ。農家としても農協の買い取り価格よりも実際の消費者価格で買い取ってくれる町に渡したほうが実入りも多くてありがたいわけだ。こういう自治体がでてきて還元率100%になってくれればふるさと納税ももっと爆発的に広がるのではないかと思ったりする。


 ふるさと納税は具体的な効果を生み始めている。少し長くなるが、朝日新聞の記事をここに引用したい。

〈故郷や応援したい自治体に寄付できる「ふるさと納税」が、逆に、税収増を度外視した過疎地の自治体で思わぬ効果を生んでいる。損得抜きで地域のアピールに徹したことで耕作放棄地が再生したり、都市部からの移住者が増えたり。「お金に換えられぬ価値」と自治体も喜んでいる。(中略)


 町内産の農産物が人気を呼んでいることに気をよくした地元の農家が、高齢化で耕作放棄地となっていた水田を借り、米作を再開する例が相次いだのだ。水田を一括管理する農業法人設立の構想も浮上。コメ余りの中、2014年分は前年比2割増の約420トンの出荷を見込む。農家の酒井政勝さん(77)は「やる気が出る。農業から離れていた高齢者も戻ってきて張り切っている」と喜ぶ。

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