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(2021/11/26 追記)

犬耳書店の作品をRenta!に順次移行します。
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韓流エンタメ日本侵攻戦略
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『韓流エンタメ日本侵攻戦略』
[著]小野田衛 [発行]扶桑社


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 まるで濁流にのまれるようにして、韓国は急速に変化を続けている。政治的には朝鮮戦争後の軍部独裁体制から脱却し、民主化を遂げた。経済的にも漢江の奇跡と呼ばれる超高度成長を経て、IMF危機による未曾有の混乱も克服した。

 もともとソウルで育ったこともあり、韓国の動向は気にかけていたが、その変化のスピードには目を丸くするばかりだ。

 私の記憶に残っている幼少期の韓国は、北朝鮮の襲撃に備えた軍事訓練が盛んに行なわれていたような国だった。訓練開始を知らせるサイレンが街に鳴り響くと、交通機関はストップし、車は停車し、人々は家の中にこもってろうそくを灯す。そんな韓国のドラマや音楽に対して世界が熱狂する日が訪れることに、隔世の感がある。


 出版社勤務時代は、突然沸騰した韓流ブームの影響で韓国出張の機会も多くなり、そのたびにFIN.K.L、Baby V.O.X、JEWELRYといった韓国アイドルのCDやVCDを大量にジャケ買いした。

 もともとモーニング娘。やメロン記念日などのグループアイドルが好きだったので、異国の「まだ見ぬ強豪」を発掘するのが楽しみだったのだ。そのような中で迎えた少女時代やKARAの日本でのブレイクは、「とうとう来たか」と感慨深さもひとしおだった。

 しかし日本人の韓流に対する関心が高まり、同時に東方神起やKARAの契約トラブルで韓国芸能界の暗部が浮き彫りになるにつれ、日本では偏った報道も見られるようになる。その多くは韓国芸能界への無理解によるものだ。それは本書の中でも触れている2つのポイントが大きい。

 ひとつは韓国芸能界は韓国社会の一部なのだから、韓国という国全体を見渡さないと芸能界で起こっている出来事は理解できないということ。

 そして日本に輸入されている韓流とは韓国芸能界の氷山の一角に過ぎず、韓国エンターテインメントの世界はもっと深遠で多岐に渡っていること。
「多様性のなさ」が現在の韓流を牽引するK‐POPの最大の弱点であるのは間違いないが、韓国にはアイドル以外にもヒップホップからトロットまで様々な音楽ジャンルがある。K‐POPに興味を持ったのなら、もっと広い世界に飛び込んでみるのも面白いだろう。


 最後になったが、担当編集者として粘り強く付き合っていただいた扶桑社の池田達哉氏、ブックシェルパのスタッフに感謝したい(今、贈りたい「ありがとう」)。

 また、かねてより親交のあった韓国人スタッフ、特にJAKE MEDIAのピョウ・ジュシク氏とTS KOREAのチョ・ハンチョル氏には多大なる協力をいただいた。韓国取材時には業界関係者の方々からも貴重なお話を伺うことができた。

 そして手弁当で取材の段取りなどを整えてくれた友人の韓国人留学生たちや、東中野の韓国スナック『BEST』のスタッフ、ニセニセニー(魅道会)、取材を通じて知り合ったファンの方にも公私に渡ってサポートしていただいた。

 他にも立場上、名前を伏せさせていただいた方が大勢いるが、彼らの協力抜きではこの本を完成させることは不可能だった。改めてここにお礼を申し上げたい。
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