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革命的飲酒主義宣言
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ルポ・エッセイ
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VOL.002 2009.05 イーストウッド最後の出演作と「1972年」と深作欣二

『革命的飲酒主義宣言』
[著]坪内祐三 [著] 福田和也 [発行]扶桑社


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    クリント・イーストウッド/この対談で、海外の映画人としてはもっともよく名前が出る。'30年生まれだが、70歳以降もほぼ年1本ペースで監督し、その多くが話題作となる驚異的な現役感。『グラン・トリノ』の後も、南アフリカのマンデラ元大統領を題材にした『インビクタス』、超常現象スリラー『HERE-AFTER(原題)』と公開が続く。



 

 

 胸にくる映画が、今もまた、上映されている。文壇アウトローズが、最近の映画を語る。
坪内 ここ数年さ、オレ、年間100本くらい、東映を中心とした日本映画の旧作ばかり観てたの。あんまり外国映画を観てなかったんだけど、今年のゴールデンウィークは、強力な外国映画が公開されたでしょ。『スラムドッグ$ミリオネア』と『グラン・トリノ』と『ミルク』ね。面白かった、全部。
福田 そうだね。
坪内 『グラン・トリノ』は、ここ10年くらいの新作で最高だと思ったよ。
福田 ほんと? 映画評論家の白井佳夫が、けっこう厳しく書いてたでしょ。『週刊新潮』で、七十何点かつけてて、厳しかった。それで観たけど、ワタクシは白井さんに一票という感じだったな。ラスト、『センチメンタル・アドベンチャー』と同じだったし。
坪内 オレは、個人的な想いもあるんだけど、「クリント・イーストウッドよ、ありがとう」という気持ちになったの。よくこの人が生きてて、映画作っているなあっていう。だってさ、孤独で頑固な老人の主人公が、唯一の宝物にしてる車は、フォードの「グラン・トリノ」1972年型なわけ。イーストウッドがブレイクした刑事映画の『ダーティハリー』って、'71年製作なんだよ。日本公開は'72年。オレ、リアルタイムの渋谷東急で観てるわけ。今はなくなっちゃった東急文化会館でね。14歳の時に『ダーティハリー』を観て、そのイーストウッドが今も“1972年”の延長線上にいて、しかも監督で主演で映画を作ってる。本当にすごい。

 
「グラン・トリノ」'72年型と『ダーティハリー』

 
坪内 '72〜'73年ってさ、『仁義なき戦い』が製作・公開された年なんだよね。それまでのヤクザ映画を変えてしまった。菅原文太はまだ生きてるけど、普通のいい爺さん俳優でしょう。
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