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革命的飲酒主義宣言
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ルポ・エッセイ
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VOL.022 2009.11 司馬遼太郎を好きでもいいけど、史実と思って恥をかかぬように

『革命的飲酒主義宣言』
[著]坪内祐三 [著] 福田和也 [発行]扶桑社


読了目安時間:12分
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    ドラマ『龍馬伝』『坂の上の雲』/司馬遼太郎祭りのようにNHKで始まった、'09年秋から3年にわたって放送されているドラマ『坂の上の雲』と、'10年の大河ドラマ『龍馬伝』。後者は特に原作はないが、司馬氏の『竜馬がゆく』にインスパイアされていることは明らか。前者は生前の司馬氏が映像化を拒否し続けたそうだが、理由は不明のままである。



 

 

 さて、NHKで1129日から、司馬遼太郎原作のドラマ、『坂の上の雲』がスタートする。さらに来年の大河ドラマが、坂本龍馬をフィーチャー。“国民的作家”司馬遼太郎を、文壇アウトローズが語る。

 
乃木将軍をバカ扱いしてくれてありがとう

 
坪内 今すごいよね、司馬遼太郎。オレはあんまり司馬遼太郎に興味がなくてさ。『ひとびとの(あし)音』('81年)は好きだけど。
福田 インテリはみんな褒めるよね、『ひとびとの跫音』を。子規の没後に正岡家の養子になった、忠三郎が主人公の話。
坪内 ノンフィクションなんだよね。当時の、左翼のおもしろい人たちとかが出てくる。
福田 まぁ、世間で言われるほど偉大な書き手ではないよね。ただ、司馬さんはエピソードライターとしては素晴らしい。ストーリーよりも、「この人は、こういう人となりで、こんなことをやった」という面白いエピソードを展開するのが抜群にうまい。ワタクシが今書いてる『昭和天皇』は、司馬遼太郎に学んだ手法です。ただ、エピソードだけでは成り立たない、ということも学んだけど。
坪内 書き手としてね。
福田 命削らないと、面白いエピソードって見つからないからね。『坂の上の雲』('69〜'72年)だって面白いのはエピソードだけでしょ。『坂の上の雲』は、松山出身の軍人・秋山兄弟を軸に、明治維新から日露戦争までを描いてるけど、最後の日本海海戦の部分なんか小説として破綻してるよ。入れ込みすぎて、ディテールが多すぎる。長すぎる。
坪内 日露戦争の陸軍大将・乃木希典(まれすけ)を、無能として描いていて。
福田 司馬さんが乃木を“バカ扱い”したから、ワタクシは「そうじゃないんだ」と書いて、商売的にはよかったんだけど。
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