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革命的飲酒主義宣言
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ルポ・エッセイ
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VOL.024 2009.12 若者は焦って恋愛しなくていい。50代で恐ろしい恋が待っている

『革命的飲酒主義宣言』
[著]坪内祐三 [著] 福田和也 [発行]扶桑社


読了目安時間:12分
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    クリスマス事情/'09年は「クリスマスにも不況の波」と報じられた。各種調査は「家で家族と過ごす派が増加」「プレゼント予算が前年4割減」などの結果で、かつての酒池肉林金満祭りとは隔世の感がある。無料のイルミネーション見物はますます盛況で、表参道でも11年ぶりに復活。樹に負担の少ないLEDの普及、商店会の不況対策もあるという。



 

 
坪内 今の若い人ってさ、もう「燃えるような恋」とか言われても、感覚がわからないんじゃない? オレたちの時代は、テレビドラマや映画で、“本当にクサい恋愛パターン”を、さんざん見せられてきたから――「これが燃える恋なのか」っていう刷り込みが、頭の中に入っちゃってるけど。
福田 フランス映画を観てると、燃える恋ってイヤだよねえ。トリュフォー監督の『隣の女』('81年・仏)とか、『アデルの恋の物語』('75年・仏)って、「まずい、おっかねぇ!」ってストーリーでしょ。
坪内 トリュフォーね! 恋愛映画の一つの巨匠というか。
福田 主人公の男の家の隣に、偶然、昔深く付き合ってた女が引っ越してきて、2人して破滅しちゃう――好きだなぁ、『隣の女』。『アデル〜』なんて、精神を病んだ女が、カリブ海バルバドス島まで追っかけてきちゃう。
坪内 カリブ海に派兵されても逃がしてくれないわけだからね。
福田 やっぱり、あんまり「燃えるような恋」はしないほうがいい。
坪内 一方でほら、男の子は20歳くらいの頃に、「今、恋をしておかなくちゃ、もったいないんじゃないか?」と思ったりするでしょ。オレが大学に入った頃に、女優のローレン・バコールの自伝が翻訳されて、『私一人』って本になるんだけど、2122歳のローレン・バコールと、50歳近い中年男のボギー(ハンフリー・ボガート)が恋に落ちるわけ。そのボギーの、熱愛ぶりがすごいんだよ。まるで20歳の男の子の恋みたいで。

 クリスマスシーズン到来。かつてこのシーズン、恋愛映画もまた、ヒートテックなマストアイテムとして扱われていたのだが。

 
若い頃観た「おっさんの恋愛映画」は今観てもいい
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