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革命的飲酒主義宣言
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ルポ・エッセイ
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VOL.044 2010.06 南アW杯でプレーするオランダ人はけっこう複雑な思いのはず

『革命的飲酒主義宣言』
[著]坪内祐三 [著] 福田和也 [発行]扶桑社


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    サッカーW杯南ア大会/'10年6月開幕。日本はオランダには敗退したが見事リーグ戦に進出し、列島は熱狂の渦に。本対談での坪内氏の予想通り、論調は途中から「岡ちゃんごめん!」にコロッと変わった。強豪国が新興国に破れたりブブゼラがうるさかったり取材カメラマンが襲われたりと波乱続きの大会だったが、スペインの初優勝で幕を閉じた。



 

 
坪内 福田さんはW杯見てる?
福田 見てない。
坪内 オレもね、ほとんど興味なかったんだけど、開幕の数日前、『ニューヨーカー』の最新号に、アメリカのサッカーチームに関する記事が6ページくらい出てたのね。すごいハイブロウな雑誌だから、単に「W杯でアメリカ、頑張れ!」じゃないわけ。読んでみたら、イングランドとアメリカのW杯対決が、今回なんと60年ぶりなんだって。
福田 へえ。
坪内 前回戦ったのが1950年で、開催地がブラジルでさ。そのときイングランドは優勝候補の最筆頭。対するアメリカは、八百屋とか郵便局の配達員の寄せ集めチーム。もちろんプロリーグなんてないんだよ。開催地に着いて、選手たちが初めて「あ、こんなチームメイトなのか」と知ったぐらいなんだって。
福田 それは笑えるね。
坪内 ところが、アメリカが先に1点入れちゃうわけ。でもまあ、イングランドは余裕で構えてたら、後半に入って、ブラジル人がアメリカを応援しちゃうのね。イングランドが負けたほうが、優勝を狙うブラジルにとって都合いいからね。で、そのまま1―0でアメリカが勝って、「W杯史上最大のミラクル」と言われてるんだって。
福田 なるほどね。
坪内 でさ、面白いのは、アメリカチームは、派手な凱旋帰国もなく、人知れず静かに元の仕事に戻るわけ。今回の対決は、それ以来なの。だから前半にイングランドが先制して大興奮してたけど、あれって単なる「先制点」じゃなくて、60年前のトラウマを乗り越えた、ってことなんだよ。ところがゴールキーパーのミスで引き分けになって、イングランドにしてみれば、「またもアメリカの呪いか」と。

 
W杯報道で一言ぐらいボーア戦争に触れてくれ

 
福田 しかし日本チームとアフリカとか黒人のチームって、見るからに身体が違うねえ。
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