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なぜ東京五輪招致は成功したのか?
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ルポ・エッセイ
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2【IOC評価委員会が東京に来襲】

『なぜ東京五輪招致は成功したのか?』
[著]松瀬学 [発行]扶桑社


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 猪瀬知事は、ひな壇のテーブルから身を乗り出した。その顔やしぐさが東京五輪パラリンピック招致委のトップにふさわしい活力に満ちていた。
「僕自身、家の周りの300メートルから始め、昨年(2012年)の2月26日にはフルマラソンの東京マラソンを走りました。65歳で初挑戦し、完走しました。スポーツが好きなのです。そういう経験を持っているリーダーとして理解してもらえればいい」

 2013年3月4日月曜日。国際オリンピック委員会(IOC)の評価委員会による東京の現地調査が始まった。メンバーは、IOC副会長のクレイグ・リーディー委員長(イギリス)ほか6人のIOC委員と、財政、環境、輸送などの専門家ら総勢15人で構成されていた。この調査リポートは、IOC委員が五輪開催地を判断する際の重要な資料となる。

 その日の午後8時からの記者会見だった。場所はホテルオークラ東京1階の宴会場。
「スポーツ好きのリーダー」。それが猪瀬知事のイメージ戦略のひとつだった。猪瀬知事にはとくにスポーツ歴はない。信州大学時代は学生運動のリーダーであり、信州大学全共闘議長も務めた。だが2年半前、メタボ対策として自宅周りのジョギングを始め、徐々に距離を延ばして、ついにはフルマラソンを走り抜くまでになった。

 いまでは月間で約80キロ、年間で約1000キロを走る。おかげでふくらはぎに筋肉がつき、体力もアップした。また20年ほど前からテニスをしており、この日、評価委員の前で、車いすテニスの国枝慎吾とのテニスを披露した。
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