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なぜ東京五輪招致は成功したのか?
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ルポ・エッセイ
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3【ビジネス界の“ミスター・オリンピック”〜上治丈太郎】

『なぜ東京五輪招致は成功したのか?』
[著]松瀬学 [発行]扶桑社


読了目安時間:12分
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 オリンピックのことを記すなら、どうしても外せない人がいる。ビジネス界の「ミスター・オリンピック」ことスポーツ用品メーカー・ミズノ相談役の上治丈太郎(うえじじょうたろう)である。

 傍からはまったく見えない五輪招致レースのロビー活動。「ロビイングで一番大事なものは?」とストレートを投げ込めば、上治はクリーンヒットを打ち返すかのごとく、はっきりと言った。
「信頼関係でしょうね。もっとわかりやすく言うと、墓場まで持っていかないといけない当人同士の信頼関係です。要するに、人生観や利害を含めて、何かを共有することができるかどうかでしょう。表に出せることも、出せないことも、お互いに信頼を確認することがロビー活動だと思います。悲しいとき、喜びのとき、共に分かち合えるか。本当に困ったときに、助けてくれるかどうか。それぞれの人物によって価値観が違うから、大事なことは、それを含めて、一生の友みたいな人間関係を築けるかどうかです」


 2013年夏の某日。東京都千代田区にあるミズノ東京本社のロビー。入り口のそばには1964年東京五輪で使われた体操器具の「あん馬」が展示され、その奥の懇談室で多忙を極める上治へのインタビューは敢行された。

 1947(昭和22)年3月生まれの上治は中学、高校と卓球に熱中していた。1964年、兵庫県立豊岡実業高校3年のとき、テレビで見た東京五輪に心を奪われた。翌1965年、ミズノに入社する。そして1988年ソウル五輪から2012年ロンドン五輪まで、すべてのオリンピックの統括プロジェクトリーダーとして現場で走り回ってきた。
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