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なぜ東京五輪招致は成功したのか?
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ルポ・エッセイ
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1【スポーツの力〜結城和香子】

『なぜ東京五輪招致は成功したのか?』
[著]松瀬学 [発行]扶桑社


読了目安時間:14分
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 国際オリンピック委員会(IOC)を取材して約20年という読売新聞編集委員の結城和香子(ゆうきわかこ)には日本の人々に伝えたいことがある。
『2020年五輪招致 3都市の評価』というテーマで、テレビに出演した際、「エディターズ・ノート」というまとめで、結城は白いボードをテーブルの上に出した。A4判ノート2つ分のサイズ。そこには赤字で〈2020〉、黒いマジックペンではこう書かれていた。カラフルな五輪マークと動物のイラスト付きで。
〈スポーツの力 社会に生かそう!!

 テレビでの白いボードの話を持ち出せば、上品な笑みをたたえつつ、結城は穏やかな口調で説明する。
「招致をせっかくやるんだったら、そのビジョンを含めて、みんなでスポーツを社会に生かすため、どういう方向に持っていくのかを考えないと困るのです。困るって、変な言い方ですけど、してもらいたいなと思いながら、今回の招致を見ています」

 出演を思い出し、くすりと小さく笑う。
「初めてボードに落書きをした人と言われましたけど…。スポーツの力を社会に生かしてほしい。私の思いは、そういうことです」

東日本大震災で意識が変わる

 どちらかといえば、結城は2016年東京五輪招致の際、取材姿勢がネガティブだったような気がする。でも、2020年東京五輪招致では少し変わった。2011年3月11日、「東日本大震災」があったからである。

 震災の後、結城は無力感をもった。何度も自問自答した。自分に何ができるのか、何をやればいいのか、と。
「私はスポーツジャーナリストだから、スポーツを通じて、被災地とか、日本の未来とか、より良くすることができるのじゃないかと考えながら、記事を書きたいと思いました。
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