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<40男>はなぜ嫌われるか
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生き方・教養
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例外的に若いという思い込み

『<40男>はなぜ嫌われるか』
[著]田中俊之 [発行]イースト・プレス


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 同窓会に出席して、ある「確信」をする40男がいる。あいつらはすっかり変わったけれど、自分はまだまだ若い。そう心の中で呟くのだ。確かに、四〇代にもなれば、頭髪が薄くなったり、太ってしまっていたり、若い頃からは想像できない外見になっている場合がある。髪の毛が無事で、体形をある程度は維持している側からすれば、老けて見える同級生を見下したくなる気持ちは分からなくもない。

 単なる自己評価ではなく、他人からも若いと言われた経験があると、ますます勘違いがひどくなる。俺は客観的に見ても若い。そうした自信がわいてくる。

 しかし、二〇代の頃を思い出して欲しいのだが、若いというお世辞を真に受けて、若さの秘訣を語りだす40男をどのように思っていただろう。哀れだと感じていたのではないか。自覚しよう。四〇代に突入し、自分の順番が回ってきたのだ。

 もちろん、一部に、若く見える40男は存在する。それを否定しようとは思わない。ただ、若く見える側に属しているからといって、優越感に浸れるほどの差はないことを自覚する必要がある。

 若い、老けているというのは、あくまで、40男という範囲の中での話にすぎないからだ。その内部での微妙な差異にこだわってみたところで、(はた)から見れば良くも悪くもただのおじさんである。決して三〇歳に見える外見をしているわけではない。

 嘘だと思うなら、同窓会で撮影した集合写真をよく見てみればいい。極端に年齢の離れた人物が混ざっているような違和感はないだろう。間違いなく一つのグループとして、バランスが保たれている。





 あるいは、自分の写真を二〇歳あたりから五年間隔で並べてみるのも、外見上の変化を冷静に把握する上では有効である。時はきっちり五年分の若さを奪っている。他の40男と比べて自分は特別に若いと思い込むのはやめよう。

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