本章の最後に皆様に一点だけ訴えておきたいことがあります。文部科学省が、大津いじめ自殺事件をきっかけにして、少人数学級(40人学級から35人学級への移行)の推進を目論んでいます。少人数学級は、教員が楽になることが最大の目標である日教組や全教と、文教予算を増やすことが至上命題の文部科学省の悲願です。
表向きは対立しているフリをしている教職員組合も文部科学省も、少人数学級のことになると、誰にも憚らずに手を握ります。しかも、今回はいじめ自殺で国民が心を痛めている点につけこんで、現在小学校1・2年生だけに導入されている35人学級を5年間かけて義務教育全ての学年に導入しようとしているのです。