このような異常事態を解消するためには、教育界全体に蔓延する「加害者を罰するのは可哀想だ」という異常なメンタリティ、大津市教育委員会の役人たちが口にした「加害者にも人権がある」といった間違った人権意識を抜本的に改める必要がありますが、これは戦後教育60数年を費やしてできあがった異常心理ですから、退治するのには相当時間がかかりそうです。そこで、手始めとして提唱したいのが「ゼロ・トレランス」の導入です。
ゼロ・トレランスはニューヨークの犯罪を劇的に減少させた「割れ窓理論」に依拠する教育手法で、その割れ窓理論とは、

割れた建物の窓を放置しておくと、誰も地域に関心を払っていないというサインになる。