読みたいトコだけ買える本。
犬耳書店
初めての方へ 記事一覧 無料登録 ログイン
0
-2
kiji
0
0
1067294
0
八重の虹〜新島八重と羽ばたく幕末明治の女性たち
2
0
0
0
0
0
0
歴史
お気に入りとは?

お気に入りボタンを押すとお気に入りリストにこのページが追加されます。興味のあるページ・気になったページを後から確認するのに便利です。

お気に入り お気に入り
八重、元老たちに会う

『八重の虹〜新島八重と羽ばたく幕末明治の女性たち』
[著]加来耕三 [発行]扶桑社


読了目安時間:5分
この記事が役に立った
0
| |
文字サイズ



 司法省を影響下に置いていた江藤新平は、京都府参事(五等官)・槇村正直の小野組転籍事件を、長州閥弾劾に利用しようとした。“薩長土肥”といわれた新政府の主力四藩のなかで、肥前佐賀は薩摩・長州に比べ、「出遅れた」との思いが彼には強かったからだ。

 換言すれば、薩長藩閥を討つことこそが、江藤の正義となっていた。

 ことの発端は、日本屈指の豪商である小野組が、衰退する本拠地の京都から、一族の二人を東京へ、一人を神戸に、各々本籍を移そうとしたことから起きた。

 京都府庁が、この転籍届に難癖をつけ、一向に認めようとしない。困惑した小野組は、明治四年の司法省達第十六号にある、「転籍を地方官が妨害したときは裁判所または司法省へ訴訟して苦しからず」との条項に則り、明治六年五月二十七日に京都裁判所へ「難渋御訴訟」をもって送籍を許してもらいたい、と訴え出たのである。
この記事は役に立ちましたか?

役に立った
0
残り:1907文字/本文:2281文字
この記事を買った人はこれも買っています
      この記事を収録している本
      この本で最も売れている記事
      レビューを書くレビューを書く

      レビューを書いてポイントゲット!【詳細はこちら】

      この本の目次