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なぜ日本の教育は間違うのか
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教育
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結びに代えて〜大阪教育改革へのエール〜

『なぜ日本の教育は間違うのか』
[著]森口朗 [発行]扶桑社


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 わが国の教育界は、まったく常識が通用しない異界です。

 恐喝や暴行傷害などの犯罪行為は、学校内で行われるだけで「いじめ」という名が付され、少年犯罪でなくなります。

 各人の勉学の到達状況を測定するために試験を行うと、「子どもを学力で差別するのはけしからん」という人が現れ、その成果を自治体や学校ごとに公表することを文部科学省が邪魔します。

 就学前教育は、集団教育への移行を円滑にするだけでなく、育児環境の劣悪な子どもや障害を持つ子どもの成長に有効なのに、早期教育への偏見を助長する教育関係者が少なくありません。

 さらには、教員の労働成果を評価するのは「教育労働者を選別する暴挙だ」と言う人、日本人なのに日本史の負の部分だけを強調して教える人、国旗が掲揚され国歌が歌われる際に起立さえできない人、自衛隊を差別することが平和教育だと妄想している人、宗教に対する偏見を生徒に押しつけているくせに「自分は『人権教育』に熱心だ」と錯覚している人、道徳教育は悪いものだと信じている人等々。

 教育界は非常識人の見本市です。

 

 しかし、2011年1127日に、日本の教育界が復興する大きな動きがありました。大阪府知事・大阪市長選挙における「大阪維新の会」のダブル勝利です。

 私は、これまで、
「学区を全廃し、どの地域からでもすべての公立学校を受験できるようにすること」
「教員の人事ローテーションを原則として高校サイドの裁量に任せること」
「全国や全県で統一テストを実施し、これらの情報を学校レベルで住民に公開したうえで義務教育学校の自由選択を導入すること」
(以上『偏差値は子どもを救う』草思社、1999年)
「民間校長を大量採用し学校文化を変えること」
(『教師は生まれ変わる』幸福の科学出版、2007年)
など多くの提言を著作で行ってきました。

 そのたびに、教師を含む多数の人から「こんなことを書くと色々と大変でしょ。勇気がありますね」という心配と賞賛の入り混じった言葉を頂き、「森口さんの言うことは理想だけど教育界で実現するのは難しい」と言われ続けましたが、それを実現する政治勢力がようやく誕生したのです。

 

 非常識の塊であった教育界を常識に合わせる。私が主張してきたことも、大阪で行われようとしていることも、ただそれだけです。

 だからこそ、教育界の住人たちは元文部官僚の寺脇研氏から、大阪府の教育委員でもある陰山英男氏、元日教組の活動家だった教育評論家の尾木直樹氏に至るまで全員が大阪の教育改革に反対したのです。

 逆に言えば、大阪の教育改革が失敗に終われば「それ見たことか」と、教育界の非常識人たちがこれまで以上に子どもたちを無能で愚かにする教育を復活させるでしょう。

 もちろん大阪維新の会が進める教育改革にも、「国際派ビジネスマンを大量採用し英語教育を抜本的に立て直す」「小学校入学前に集団教育のための事前教育を実施する」「宗教的偏見や人種的偏見を取り除くための道徳教育や人権教育を行う」など、私の立場からすれば付け加えるべき点はたくさんあります。それは本書の中で説明したとおりです。

 

 それでも日本の教育が復活するか否かは大阪の教育改革が成功するか否かにかかっています。

 日本有数の低学力都市大阪、腐敗した役人が跋扈する大阪、左翼による全体主義が支配する大阪で、もしも学校教育が生まれ変われるならば、他の自治体でできないはずがないからです。

 

 本書を締めくくるに当たって、大阪やその他の都市で勇気ある教育改革に挑んでいるすべての方々に熱いエールを送りたいと思います。

 

 最後に、このような機会を与えてくださった扶桑社の皆様、そしてこの本を手にとってくださった読者の皆様に深く感謝申し上げます。
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