◆やっていることは、とてもシンプル
「可愛がられ力」とは、具体的に何ができる力かというと、「心からのコミュニケーションによって相手と信頼関係を構築する力」と言えます。
もっと分かりやすく言うと、ひととの距離を縮める力、関係づくりをする力、懐に入れる力、とも言えるでしょう。
あなたの周りにも可愛がられ力の高いひとは、意外に多くいるはずです。
一例を挙げましょう。たとえば、こんな感じです。
・ 自分だったら叱られそうな場面で、「しょうがないヤツだなあ~」と言われつつも、なぜか先輩にいいアドバイスをもらえるAさん
・社内外の人脈から、たくさんの情報が集まってくるBさん
・ 普段は無口なほうだけれど、ここぞという場面では、勇気ある意見をバシッと言って、一目置かれているCさん
・ 口下手なのに、なぜか顧客に呼ばれるDさん
・ 目立つ社内プロジェクトで、上司に推薦してもらえるEさん
彼、彼女たちに共通しているのは、相手にいい印象を与え、ひととして受け入れてもらえ、「また会ってもいいな」と思ってもらえるひとたちだということです。
もし、このひとたちと「実力」はそんなに変わらないのに、関係づくりなどで違いが生まれるとしたら、その差は、可愛がられ力かもしれません。
では、可愛がられ力の高いひととそうでないひとは、何が違うのでしょうか。
それは、とてもシンプルです。
秘訣の一つは、「コミュニケーションのスタート時」に相手を巻き込めること。
そして、会話をスタートさせたあとに信頼関係を築くためのコミュニケーションを続けられることなのです。