読みたいトコだけ買える本。
犬耳書店
初めての方へ 記事一覧 無料登録 ログイン
0
-2
kiji
0
0
1068520
0
嘘だらけの日米近現代史
2
0
0
0
0
0
0
歴史
お気に入りとは?

お気に入りボタンを押すとお気に入りリストにこのページが追加されます。興味のあるページ・気になったページを後から確認するのに便利です。

お気に入り お気に入り
第一節 世界史的災厄をもたらしたウィルソン

『嘘だらけの日米近現代史』
[著]倉山満 [発行]扶桑社


読了目安時間:14分
この記事が役に立った
0
| |
文字サイズ



 よくある質問ですが、「アメリカが好きか嫌いか」と問われたら、困惑するしかありません。良いところと悪いところの両方がありますし、時期によっても態度が変わります。また、良い人も悪い人もいます。こういった質問はとても答えづらいものです。

 だから、設問を具体的に絞ってもらう必要があります。例えば、「ウッドロー・ウィルソンのアメリカが好きか嫌いか」といった感じです。

 ところで、「アメリカが嫌い!」という日本人に限って、「ウィルソンが嫌い!」、ましてや「許せない!」という人を聞いたことがありません。これほど日本にひどい仕打ちをしたアメリカ人はいないというのに。そもそもウィルソンが誰だか知らないのでしょうか。どうやら歴史教育に問題があるようです。例によって通説をみましょう。ほとんど聖人君子のような描かれ方です。

[通説]
ウィルソンという道徳的に素晴らしい大統領が第一次世界大戦を終わらせ、アメリカを世界の指導国へと導いた。彼の主張した、「勝利なき平和」「十四カ条宣言」「民族自決」は世界中に感銘と勇気を与えた。しかし、人類永遠平和の砦として自ら提案した国際連盟には議会の反対により加盟できなかったのが残念でならない。


 何の冗談でしょうか。ここまで正義と悪が倒錯した物語を私は知りません。しかし、日本の学校教育ではこのようなストーリーがまき散らされているのは確かですし、普通の人はそんなことを覚えていなくても、知識人にはこのようなイメージが固定観念としてこびりついているので困りものです。

 はっきり断言しましょう。現在に至る全人類の不幸は、ウッドロー・ウィルソンが根源です。
この記事は役に立ちましたか?

役に立った
0
残り:5934文字/本文:6618文字
この記事を買った人はこれも買っています
      この記事を収録している本
      この本で最も売れている記事
      レビューを書くレビューを書く

      レビューを書いてポイントゲット!【詳細はこちら】

      この本の目次