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嘘だらけの日米近現代史
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第五章 冷戦期の“お利口さん” 1960〜1990

『嘘だらけの日米近現代史』
[著]倉山満 [発行]扶桑社


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 最初にイギリスジョークを三つ紹介しましょう。

 その一。It's an Irish Question.

 直訳すれば「それはアイルランド問題だ」ですが、本意は「それは難解な問題だ」です。イギリスとアイルランドの対立は根深く、原因はたいてい、イギリスがアイルランドを侵略したことにあるのですが、この言いようです。さすが紳士の国ですね、としか言いようがありません。

 その二。Dutch is Dutch.

 直訳すれば「オランダ人はオランダ人だ」ですが、本意は「ダメなものはダメ」です。英蘭戦争に最終的にイギリスが勝利したことから生まれた故事成句ですが、ここまでくると、息を吸って空気中の微生物を殺すがごとく差別をするイギリス人の心性に感嘆したくなります。

 その三。He is a Good American.

 直訳すれば「彼は良いアメリカ人だ」です。

 イギリス人は皮肉を込めて「お利口さん」と呼んでいるのですが、アメリカ人は「良識的アメリカ人」と褒められたと勘違いしているようです。こんなことを知ったら繊細な日本人――例えば夏目漱石ならば――胃に穴があくほど悩むでしょうが、アメリカ人はあまり気にしない、そもそも気づかないようです。ここはアメリカ人の鈍感力を称えるべきかもしれません。

 本章は、冷戦期のGood Americanたちの物語です。

 
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