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脳も体も冴えわたる 1分仮眠法
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そもそも、なぜ人は眠るのか?

『脳も体も冴えわたる 1分仮眠法』
[著]坪田聡 [発行]すばる舎


読了目安時間:3分
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 本章では、「睡眠のキホン」についてお話ししていきます。キホンを知ることで、よりいっそう、質の高い仮眠や睡眠が取れるようになります。


 さっそくですが、そもそもなぜ私たちは「眠る」のでしょうか。

「眠らなくていい体なら、時間がたっぷり使えて人生を2倍楽しめるのに……」


 誰もがこのように考えたことがあるでしょう。


 もちろん、あなたもこの本を読んでいるということは、睡眠を削って豊かな人生を送ろうと考えていることでしょう。


 ご存じのように、眠りを必要としているのは、私たち人間だけではありません。ほかの哺乳(ほにゅう)類、鳥類、爬虫(はちゅう)類、魚類など、すべての動物たちが眠りを取ります。中には、狩りや食事のとき以外はずっと眠っている動物もいるぐらいです。


 いったいどうしてでしょうか。

私たちが眠りを必要とする一番の理由は、体の「恒常性(こうじょうせい)」を保つためです。これを専門用語で「ホメオスタシス(恒常性維持機構(こうじょうせいいじきこう))」と呼びます。


 どちらも聞きなれない言葉かもしれません。


 ホメオスタシスとは、ごく簡単にいうと「体内環境をいつも同じように保つためのシステム」のことです。


 たとえば、私たちの体温はいつも同じ温度に保たれています。個人差はありますが、平熱は36度前後という人がほとんどでしょう。


 このように「いつも同じ体温に保つこと」ができるのは、ホメオスタシスのおかげです。


 眠気の元となる「睡眠物質」も一定の量を超えないよう、睡眠によって調整されています。


 1章でもお話ししたように、脳細胞が活動をすると、その時間と量に比例して睡眠物質がたまります。そして一定のレベルを超えると、私たちは強い眠気に襲われ、やがて眠りにつきます。


 眠っている間、脳や体は活動を休止します。すると睡眠物質の生産も止まり、それまでに脳にたまった睡眠物質の分解やリサイクルが進められます。


 筋肉でも脳と同じようなことが行われます。


 長時間にわたって体を動かし続けていると、筋肉に疲労物質(乳酸など)がたまり、だんだん体の動きが悪くなってきます。そこで休憩を取ったり、睡眠を取ったりして、たまった疲労物質を処理しているのです。


 脳や体に老廃物や不要物がたまったら、それを体の外に排出したり、リサイクルして新たな物質につくり変えてやらなければなりません。でないと、老廃物や不要物はたまり続け、健康な細胞を破壊し始めます。


 細胞の破壊、それは生命の危機を意味します。


 私たち人間を「危機」から守るシステム、それが「ホメオスタシス」であり、ホメオスタシスを正常に機能させるためには「睡眠」が欠かせないのです。

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