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男が本気になる女性 32のルール
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男の〈減点法観察〉をやめたら、出会いは倍増する

『男が本気になる女性 32のルール』
[著]野浪まこと [発行]すばる舎


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◆昔はあんなに、すぐに人を好きになれたのに……


 若い頃はよかったな。

 肌はピチピチしてたし化粧のノリはよかったし街を歩けばまともに歩けなかった。


 なぜなら渋谷の駅を降りて109までのわずかの距離を行くのにどれだけ時間がかかったことか。


 正面から攻めてくるスカウト君に華麗なサイドステップをかまし、

 横から飛び出るナンパボーイにゃ、首を華麗にスリッピングアウェイ(単に横向いたこと)して無視の意を表し、

 ときには歩調のストップ&ゴーを駆使して振り切って、まるでボクサーのようなフットワークでいつも戦闘態勢だった。


 マツキヨを過ぎてさぁマルキューは目前だ!と思ったら怪しげなアンケートに止められたりして。


 そんなことまでよかったあの頃……。


 などということは、じつはどうでもいい。つい筆が滑って書きたくなっただけだスマン。


 意を決して柄にもなくナンパに出た若き日のぼくが、今のあんたらみたいな女性たちに華麗にいなされて玉砕した苦い記憶がそうさせたのかもしれんな。


 本当は、ただ、若い頃の恋愛はよかったな、ということが書きたかっただけなのだ。


 だってそうだろう。10代の頃、20代前半の頃、今と比べたら、とてもカンタンに恋に落ちてはいなかったか。


 いやもちろん恋には悩みや葛藤はつきものだけど、最中の話じゃなくて、入り口の話だ。


 ナンパもされただろうし合コンのお誘いも多かっただろう。単純に出会いの機会は多かった。


 その出会いの機会を、かなり躊躇なく、ものにしてきたんじゃないのか。


 なにより、好きな人を見つけることが上手だった。


 あの人いいなという感性は常に研ぎ澄まされ、彼氏はいなくても好きな人はいたはずだ。


 そしてその好きな人に、そりゃあドキドキはするんだけど、今よりはきっと思い切りよく、胸のうちを伝えたはずなのだ。


 ところが今はどうだろう。


 恋をしたいと思ってはいても、なかなか実現しなくなっているんじゃないか。


 物理的な新しい出会いのチャンスは減ってはいるだろう。


 では、好きな人を見つける感性までもが鈍ってしまったのだろうか。


 いや、きっと鈍ったわけではないのだ。


 よけいな贅肉がついてしまっただけだ。


 情報という贅肉が。

 体験からくる思い込みが。


 ここまで待ったんだから、妙な相手で妥協したくないというプライドとのせめぎ合いが。


 踏み出す足を止めさせる。踏み出す意欲を奪ってしまう。

 ようになっただけなんだと。

◆恋がカンタンだったのは、長所に敏感だったから


 その結果、人を好きになりづらくなっていないだろうか。


 あの手の顔は女にだらしがないわ、と思って候補から外したり、

 自分より背が低い人はイヤ、と候補からこれまた外したり、

 やっぱり年収は最低800万円以上なきゃね、と思って選択肢を狭めたり、

 次男じゃなきゃね、公務員以外はいや、でも医者か弁護士だったら許す、あぁ忘れちゃいけないマザコンは絶対ダメだし優柔不断もダメ、ハゲもデブも不潔も全部ダメ、

 ともうどんどん積極的に狭めまくって。


 そして誰もいなくなった。

 何がしたいのよ。


 今気づいてほしいのだ。

 その行為って、とことん男を減点法で評価してないか。


 そこで再び若い頃を振り返ってみてほしい。


 あの人カッコいいなあ、昨日かけてくれたひと言、うれしかったなあ、人一倍努力家なのに、それを鼻にかけないところが素敵だなあ……!


 自分でもその違いに驚くんじゃないか。

 なんとまぁお人好し、いやいや好意的に男性を見ていたことだろうかと。


 つまりいいところを見つけ出す名人だった。加点法で男性を見ようとしていた。


 恋に今よりカンタンに落ちることができたのは、ただ出会いが多かっただけじゃない。


 相手の長所に敏感だったからだ。そういうこともあったんじゃないのか。


 だってその長所になびいて恋に落ちた結果、ろくなことがなかったから今に至るわけでしょう。


 調子いいこと言わないでよ!とお怒りのムキもわからんではないが、短所をあげつらって男性評論家気取りになっても、恋が遠のくだけだ。

◆短所を見つけ出す感性を鈍らせよう


 さっきも書いたように、長所を見つけ出す感性までもが鈍っているわけじゃないと思う。


 短所を見つけ出す感性が鋭くなりすぎてしまっただけ。


 長所を見るよりも先に短所を見てしまうだけなのだ。


 そしてその時点でダメ男認定を早々と下してしまい、長所を見る作業をやっていないだけ。


 短所を見抜けてしまうことは恋愛経験のたまもの。悪いことじゃない。


 また、短所のほうが目につきやすいことも道理だ。


 こんな習慣づけをしてみてほしい。


 うっかり短所を発見してしまったら、ていうか、まず発見してしまうんだが、そこで思考停止しないで「本当にそれは短所か?」と問いかける。


 長所と短所が表裏一体なことは自分自身に当てはめればようくご存じのはず。


 優柔不断なのか単にやさしいだけなのか。

 マザコンなのか親思いなのか。

 自己チューなのか強い意志の持ち主なのか。

 オタクなのか物事を掘り下げるタイプなのか。


 チビがそんなに悪いか。

 公務員がそんなにエラいか。

 年収500万円じゃホントにダメなのか。


 一見ダサいけど服装総取っ替えしてヘアスタイルも今風にしたら、顔の造り自体は悪くないんじゃないか。


 そういう努力をしてみる習慣をつけてほしい。減点法のあとで加点法で評価する。


 騙されたと思ってやってみてほしい。


 プラスマイナス、果たしてどうなったか。


 ダメ認定した男たちは、そこまでダメじゃないことに気づくはずだ。


 許せる短所の幅がきっと広がっていくはずだし、長所を見つけることも次第にラクになってくるはずだ。


 短所だらけの人間なんていないからな。


 肉体的若さは戻らないが、感性は戻る……いや長所も短所も見出せる、成熟されてよりいいものになっている。


 本来そういうものを備えているはずだ、みなさんは。


 大人には大人の好きな人の見つけ方っていうのがある。


 それは単に減点法を駆使して男を見ることじゃあ、ないさ。
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