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「学歴なし」、「資格なし」、「パトロンなし」でシングルマザーの元黒ギャルが28歳で年収1000万円を達成した話
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スキルを身につけて開業するまでの勉強と準備

『「学歴なし」、「資格なし」、「パトロンなし」でシングルマザーの元黒ギャルが28歳で年収1000万円を達成した話』
[著]金田貴子 [発行]扶桑社


読了目安時間:4分
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 元夫に対しては薄情なようですが、離婚後に自分のダメさを自覚して、「新しい人生を歩むんだ」と、切り替えた私の行動は早かったと思います。


 希望を抱きつつも不安というか、焦りと申し訳なさも手伝って一気に動きました。


 離婚後はすぐに娘と二人暮らしというわけにはいかず、実家に戻りました。


 最初に始めた仕事は、生活費を稼ぐための月8万円のアルバイト。父の会社で、事務を手伝っていたんです。実家に住んでいて、食事代と家賃がかからないので、8万円あれば生活できました。娘を保育園に行かせていない時期で、養育費もかかりません。苦労知らずで生きようと思えば、生きていける。実家にすら頼れないシングルマザーの方もたくさんいるなか、たしかに幸運でした。しかし、こんな恵まれた環境にいるからこそ、私は自分の決意が本物なのか常に問われている気がしていました。


「お前の独立心が本物なら今の暮らしに流されないよね?」


“もう一人の自分”から、こうやって問いかけられるたびに、私は……、


 ――今度こそ、本当に自立しなければならない。


 意地でもそう答えていました。そんな自問自答の繰り返しが、自分の力だけで娘を育てないといけないという強い思いになっていきました。そして、今度は絶対に失敗できません。ここで湧きたった、この意地っ張りな思いが先の人生を大きく変えていくとは、わかっていませんでした。


 これまでの自分を変えたいという思いが強かったのは間違いないのですが、それ以上に本当に後に引けない。後がないというのがありました。


 私が離婚した約10年前は、「シングルマザーなんです」って言ったら、やっぱり「あら、ごめんなさいね」とか、“NGワード聞いちゃった”っていう雰囲気があからさまにありました。


 仕事だって「小さい子どもがいるんだったら……」と断られることもあるし、「親と同居してますか」とか、「ご両親、仕事してるんですか」とか、まるで親が保証人のような扱いをされてしまう。そんな現状をわかっていながら、自分で選んでシングルマザーになったわけですから、「なんてことない」と言ってのけるだけの何かを手にしなければならないという決意には並々ならぬものがあったと思います。そのためにも仕事はもちろんですが、とにかくお金が必要で、それも母娘二人が実家を出て不自由なく暮らせるだけ。ところが、手元にあったのは、15万円の貯金と、短大の頃に取得した医療事務の資格だけでした。


 すぐにお金を稼ぐのならば、資格を活かしてクリニックに勤めることがまず浮かびます。でも、過去に経験があるだけにどんなに頑張っても月13万円ほどの収入しか得られないことはわかっています。

「たとえ13万円でもそれで親子で慎ましく収入に見合った生活をすればいいんじゃない?」


 この意見はほうぼうから言われました。でも、結婚生活を捨てて、独立して自分で稼ぐという決意からすると、最低でも「高額所得」と呼ばれる年収1000万円を超えて、両親に今度こそ「大丈夫なんだ」と示すしかありません。


 当たり前の暮らしを当たり前に送るだけではダメなんだ。


 当時の私の中には、独立の決意から生まれた強迫観念が原動力となってつき動かされる感じがありました。ですから、父親から税理士の学校に入って、税理士資格を取りなさいと言われたときにもきっぱりと断りました。さすがに父親の優しさにこれ以上甘えたくはなかったのです。


 そもそも父の提案の意図は、「資格を取るまでに5年かかるけれども、自分の会社の顧問税理士になれば月給30万円くらいあげられるよ。30万円あれば、娘と二人で十分に生活できるでしょ」ということでした。


 お父さんは、本当に正しい。私がどこかでつまずいても、資格があれば生きていける。たとえ両親がいなくなっても。


 そこまで心配されているのだと思うと、心底恥ずかしくなりました。


 あとは今だから言えますが、正直なところ、税理士をやりたくないというか、まったく興味が持てないというのもありました。資格を取得するまでに最低5年かかるので、結果が出るまでが長くて待てないと思ったんです。いかに性根を入れ替えても、せっかちな性格だけは変わらない……もし提示される給料が月に100万円もらえるという話だったら別だったかもしれませんが(笑)


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