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自閉症の正しい理解と最新知識
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第5章 自閉症の子どもを園、学校でサポート

『自閉症の正しい理解と最新知識』
[監修]榊原洋一 [発行]日東書院本社


読了目安時間:11分
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園でのサポート① 集団生活は社会性をはぐくむ第一歩



 幼稚園や保育園への入園は、自閉症の子どもにとって、集団生活の第一歩を踏み出すことになります。それまで自分のことをよく理解し、接してきてくれた親や兄弟とは、異なる人たちの集団に入ることになるため、きわめて大きな環境の変化が起こります。


 こうした環境の変化は、人とのかかわりを持ちにくい自閉症の子どもにとって、確かにストレスには違いありません。ですが同時に、社会性を身につけるチャンスでもあります。初めは集団生活になじめなくても、ほかの子どもたちと触れ合い、そこから得られる刺激を通して、徐々に社会的な行動が身についていくことがあります。


 またいままで家庭生活では、あまり目立たなかった苦手なことが、集団生活のなかで、はっきりと見えてくることもあります。子どもの苦手なことや、直面したトラブルは、今後子どもが集団のなかでうまく生きていくために、どのようなサポートができるかを知る、重要なヒントとしてとらえることができます。



園でのサポート② 同年代の子どもが自閉症の子どもの手本



 幼稚園・保育園では、同年代の子どもの振る舞いが、自閉症の子どもの生活動作や活動の手本となります。家庭で親が教えても、なかなか覚えられなかったことが、ほかの園児たちにつられて、自分でもできるようになることもあります。おゆうぎや歌などが、みんなのまねしているうちに、部分的にできるようになります。やがて、あいさつや片づけなどの生活動作や活動も、周囲の子どもたちにつられて、できるようになることもあります。


 このように同年代の子どもによる「集団の力」が働くことで、自閉症の子どもは日常生活に必要な、スキルや社会性を身につけることができるようになります。


 また、ほかの子どもにはできても、その子にはできないこと、つまりその子のハードルが見えてくるのも、集団生活ならではのことです。家庭で親が気づかなかったような問題点が、園の先生の目で見ると、浮き彫りになってくることは珍しいことでありません。

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