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雑学
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広島県

『全国創業者列伝』
[著]鈴木隆祐 [発行]_双葉社


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初物尽くしの広島出身創業者



 広島人気質は地元球団、広島東洋カープへの応援ぶりに現れるといい、チームが勝ち続けている時は熱狂的に応援するが、成績が落ちると見向きもせず、球場に足を運ばない。これはJリーグ・サンフレッチェ広島にも当てはまり、前期優勝を果たした1994年には37万8195人の観客動員数を示したが、前期10位・後期12位に終わった翌年は、試合数が増えたにもかかわらず30万3903人と激減。あまりに場当たり的で、まさに映画『仁義なき戦い』のようなヤクザの抗争もあり得よう。


 しかし、広島市が中心となる安芸には新しい物好きが多く、創業者を見ても、様々な「日本初」に挑戦した者ばかりで、初物尽くしの感がある。日本で最初に電気通信機器事業を興した明工舎(現沖電気工業)の(きば)()(ろう)などは典型だろう。沖は1848年に現市内に生まれ、74年に実家の農業を嫌って、銀細工師の腕を資本に上京し、工部省で電信技術に携わる。そして、81年には電信機・電話機・電線等の製造、販売を目的に明工舎を設立し、国産第1号の電話機を製造するのだ。


 広島といえばマツダだが、1875年に現市内に生まれた松田重次郎がその基礎を成した。14歳で大阪に鍛冶屋見習いに出た重次郎は、1906年に鉄工所を開き、自ら発明した“松田式ポンプ”の製造販売に乗り出した。第一次世界大戦が始まると、軍需景気に支えられて事業拡張の転機を迎えたが、故郷に残した80歳になる母を心配し、故郷・広島に帰る。そして21年に東洋コルク工業を設立。やがて自動車製造に取り組み、MAZDA号と称する三輪トラックが世に出るのは、それから10年後のことだ。

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