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図解・決定版 脳梗塞の予防がよくわかる最新知識
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第1章 脳梗塞とはこんな病気

『図解・決定版 脳梗塞の予防がよくわかる最新知識』
[監修]内山真一郎 [発行]日東書院本社


読了目安時間:16分
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脳梗塞は脳卒中のひとつ
脳血管が詰まることで起きる!


 脳の血管が詰まったり、破れて出血したりする脳血管障害のうち、急激に麻痺やしびれなどの神経症状が現れる病気を「脳卒中」といいます。


 脳卒中は、次図のように「出血性脳卒中」と「虚血性脳卒中」の二つに大きく分かれます。出血性脳卒中には「脳出血」と「くも膜下出血」の2種類があります。一方の虚血性脳卒中は、脳の血管が詰まって血流が滞る「脳梗塞」のことを指し、主に「アテローム血栓性脳梗塞」、「ラクナ梗塞」、「心原性脳塞栓症」の3種類に分けられます。


 脳は無数の神経細胞の塊であり、体を動かしたり、見る、聞く、話す、感じるなど、全身のさまざまな機能をつかさどる司令塔です。


 ところが、脳卒中によって神経細胞の一部に障害が起きると、その部位が担う機能が失われてしまいます。そのため、体の片側の麻痺やしびれ、ろれつが回らないといった局所的な神経症状が突然現れたり、後遺症が残るなどの深刻な状況を引き起こします。


脳卒中の分類

「高齢化」と「生活習慣病」の蔓延で
増え続ける脳梗塞


 日本における脳卒中の患者数は年々増え続け、2010年には300万人を突破しました。実に日本人の5人に1人が脳卒中を発症しているのです。


 この最大の原因は社会の高齢化にあります。もともと脳卒中は高齢者に多い病気ですが、高齢者の増加と生活習慣病の蔓延により、発症者数の増加に拍車がかかっているのです。


 また、脳卒中は死亡または身体障害の最大の原因であり、介護医療の対象となる病気として第1位を占めています。


 かつて、脳卒中のうちで最も比率の高かった脳出血は、最大の原因である高血圧の予防や降圧剤などによる治療、減塩食の啓発活動が功を奏して著しく減少しました。


 これに対し脳梗塞は、食生活の欧米化によって糖尿病や脂質異常症、肥満などの「代謝性危険因子」が増えたことにより、今や脳卒中の75%を占めています。欧米ではこれが85%まで上昇しており、日本でも今後さらに脳梗塞の比率が増えることが危惧されています。


脳卒中の病型別頻度

血管が詰まる原因により
「脳梗塞は3タイプ」ある


 脳梗塞は、さまざまな原因によって脳の動脈が詰まる病気です。血管が詰まる原因によって、主に次の3つのタイプに分けられます。

▼アテローム血栓性脳梗塞……脳の太い動脈が詰まる。梗塞がやや大きい。

▼ラクナ梗塞……脳の深い部位にある細い動脈が詰まる。梗塞が小さい。

▼心原性脳塞栓症……心臓の血栓が血流で運ばれ、脳の太い動脈に詰まる。梗塞が大きい。


 日本人の場合は、次のグラフのように、アテローム血栓性脳梗塞、ラクナ梗塞、心原性脳塞栓症がそれぞれ約3割ずつで、全体の9割以上を占めています。その他の脳梗塞としては、脳動脈の痙攣や血液凝固異常や血管の異常などがあります。


 かつてはラクナ梗塞が最も多いタイプでしたが、現在は食生活の欧米化などによりアテローム血栓性脳梗塞の割合が最も多く、高齢者の増加により心房細動が主な原因の心原性脳塞栓症も増加しています。

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