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(2021/11/26 追記)

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東大医学部式非常識な勉強法
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生き方・教養
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勉強も仕事も趣味と考えよ。どれだけ大変でも趣味ならつらくない。

『東大医学部式非常識な勉強法』
[著]岩波邦明 [発行]イースト・プレス


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 よく、仕事は「遊び」なのか「あくまで仕事」なのかということが議論されます。これは昔からずっと考えていたテーマです。いまでも考えています。これは勉強についても同じことがいえるでしょう。


 たとえば、漫画家で『ONE PIECE』(集英社刊)作者の()()(えい)(いち)(ろう)さんは、「大人はよく一番好きな事は仕事にせず、趣味にした方がいいなんていいますよ。教えます。アレはウソなんです。ずっと好きな事をした方が楽しいに決まってます」と雑誌でコメントしていて、仕事を「好き」「楽しい」のスタンスで取り組んでいることがうかがえます。これは前者のパターンであるといえます。


 一方、俳優の(あい)(かわ)(しょう)さんは・Eテレで放送された「SWITCHインタビュー 達人達」という番組内で、「仕事は大変で楽しくないよ。楽しむのはほかにやることあるじゃない? 仕事は全開でいってるから余裕ない」と話しています。これは仕事にプロフェッショナリズムをきわめるという意味で後者のパターンであるといえます。


 このように、多くの人がいろいろな考えを持っていて、このテーマに正解はありません。


 しかし、私にとっては、この当時もいまも変わらない結論が、「やはり“遊び”を捨てちゃダメだ」ということです。


 仕事というのは、あるいは勉強というのも、つらく、厳しいものです。


 しかし、私は「無意味に、つらく、厳しい」のはいちばんまずいと思います。


 つらい、苦しいという感情は強烈で、だんだん人間のエネルギーを奪っていきます。


 しかし、そんななかでも長期間の努力を続けられるためには、奪われるのと同じだけのエネルギーが補充され続けなければいけません。


 勉強や仕事がつらくて苦しくても、日々の作業のどこかを、あるいは自分の成長を楽しむことができれば、それがエネルギーの補充となって長期間でも頑張れます。


 私もメソッド開発や執筆において、いわゆる“産みの苦しみ”と闘うことがあります。つねに生み続けられる体質を維持するために日常的に行うトレーニングも苦しいです。また、単純に仕事の業務にはつらいことも多くあります。


 しかし、私はこの“有用性と娯楽性を持ったコンテンツを開発・展開する”という仕事を心から愛しており、どれだけつらいときでも、「自分は心からやりたいと思った仕事をしている」ということを思い出します。それが自分へのエネルギーとなり、その都度、充電されることで続けられています。


 このテーマについてさまざまな意見はあれど、このエネルギーの法則だけははっきり存在しているはずです。私の大恩師である(にち)(のう)(けん)(かん)(とう)()(じま)(いさむ)会長は、「仕事は趣味。寝ずに仕事し続けても、どれだけ大変でも、趣味だからつらくない」とお話しされていました。


 単純に考えると、寝ずに仕事をし続ければ絶対にエネルギーは消費されるはずです。しかし、小嶋会長のように何十年という努力を続けていまの日能研を形づくられたのは、やはり“楽しむ”ことで、つねにエネルギーを補充し続けていたのではないかと思うのです。


 もちろん、エネルギーの(じゅう)(てん)のしかたは楽しむことだけとはかぎりません。しかし、多くの人にとって、やはり毎日のつらい作業のどこかに「楽しみ」を持つことが、エネルギー切れせずに走り続けるために非常に大事なことではないでしょうか。


 勉強でも仕事でも、「つらいこともあるけど、楽しい部分も見つけられる」。この状態が最高だというのが私の結論です。


【非常識な思想論17 「楽しみの発見」をエネルギーにする。


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