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小泉純一郎・進次郎秘録
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政治・社会
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3・11と小泉純一郎

『小泉純一郎・進次郎秘録』
[著]大下英治 [発行]イースト・プレス


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 小泉純一郎元総理は、平成二三年三月一一日に起こった東日本大震災ののち、脱原発について突然発言しはじめた。


 毎日新聞平成二五年八月二六日朝刊の山田孝男の執筆するコラム「風知草」が、小泉純一郎の「原発ゼロ」に火を点けた。


 生活の党の小沢一郎代表は、原発推進派だった小泉純一郎元総理が急に「脱原発」を訴え始めたことに驚いた。

〈いったい、どういうつもりなんだろう…〉


 小沢には、小泉が何を考え、何をしようとしているのかは分からなかった。が、小泉は喧嘩上手で勝負勘のいい男だ。ただの思いつきで脱原発を唱えている訳ではない。それだけは確かだった。


 小泉の発言は、小沢がずっと以前から主張してきた政策とほぼ一致していた。


 小沢一郎率いる生活の党では、「原発は、遅くとも二〇二二年(平成三四年)までに最終的な廃止を確定する」としている。


 が、自民党とは違って「原発の再稼働・新増設は一切容認しない」としている。あえて二〇二二年まで時間を取っているのは、原発処理に一〇年はかかるのだろうという判断である。つまり生活の党も「原発は即ゼロ」で再稼働には反対しており、小泉が主張する脱原発と同じであった。


 マスコミは、小沢がいくら脱原発を訴えてもまったく取り上げようとはしなかった。が、小泉が脱原発と言い始めたら、嫌でも書かざるを得ない。小沢は苦笑するしかなかった。

〈おそらく小泉さんは、いずれ世論が脱原発の流れになると読んだんだろう〉

「原発ゼロ」を旗印にした政界再編はないのか。カギを握ると噂されるのが、「3・11」以降、積極的に脱原発を訴えている細川護熙元総理だ。


 日本新党代表だった細川は、平成五年に自民党からの政権交代を実現。平成一〇年に電撃引退した後は芸術家として悠々自適の毎日を送っている。


 細川は、同年一一月一一日、都内での中日新聞のインタビューで、安倍政権の原発再稼働路線を「犯罪的な行為だ」と批判し、「原発ゼロ」に向けた活動を国民的な運動に発展させたい考えを示した。


 小泉元総理と会談したことを明らかにし「目的を達成するまで、主張し続けていきたい」と述べた。


 国民的な人気のあった総理経験者二人が立場を鮮明にしたことで、脱原発運動に新たな局面がひらける可能性がある。


 細川は、安倍政権の原発推進政策に関して、こう強調した。

「ゴミの捨て場がないのに再稼働しようとするのは、理解できない。原発について、根本から問い直さなければいけない」

「原発ゼロ」を目指す活動について「政局的な連携でない方が広がっていく。幕末も薩長土肥が攘夷で一致した」と、政党レベルではなく、国民運動として発展させていくべきだと訴えた。


 小泉とは約一カ月前に会談したという。具体的な会談の内容は明らかにしなかったものの、「核廃棄物の最終処分場がないのにもかかわらず、再稼働を進めることに反対なのは、小泉さんと同じだ」と述べた。


 ただ、「政局レベルの話ではない」と、自らの政界復帰や小泉と脱原発新党を結成することは否定。「原発ゼロ」を訴えることで連携し、国民運動推進の一翼を担っていく考えを示した。


 細川によると、会談は、フィンランドで建設中の核廃棄物最終処分場を視察した話を小泉から聞くために申し入れたという。


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