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すべてのJ−POPはパクリである
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エンタメ
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「人格/規格」という見立てでアーティストの秘密が分かる

『すべてのJ−POPはパクリである』
[著]マキタスポーツ [発行]扶桑社


読了目安時間:15分
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 さて、いよいよ「日本のポップスはすべてノベルティー・ソングである」という説を私が本格的に主張するにあたって、ここからは「人格」と「規格」という2つの言葉を用いて論を進めていくことにします。まず、表7をご覧ください。この表の意味は順番に説明していきます。


 最初に「人格」「規格」というこれらの言葉の概念について説明しておきましょう。

「人格」とは、その曲を歌っている「歌い手」が世間に認知されているキャラクターのことです。その人のキャラクターを構成するものとしては、容姿、歌声、歌い方、言動、振る舞いなどさまざまな要素がありますが、どれか一つを特化して取り上げるのではなく、それらをトータルとしてとらえたものがここでいう「人格」です。


 次に「規格」について。これはこれまでに述べてきた「企画」と混同しやすい言葉ですが、もう少し限定的な意味を持ちます。例えば、CDの帯の上部分に「〈ロック/ポップス〉」や「〈テクノ〉」、あるいは「〈クラシック〉」などと書いてあるのを見たことはないでしょうか。ここでいう「規格」とは音楽の「ジャンル」や「カテゴリー」、あるいはそういった曲調の「スタイル」と考えてください。


 では、「企画」とはどう違うのかといえば、「企画」は「規格」を含んでいる概念であり、本来は「計画を立てること」という意味です。これまで見てきたように、テレビ番組などから生まれる「企画モノ」はノベルティー・ソングの最たる例で、「番組のイメージに合うもの、あるいは一聴して特徴的だと分かるサウンド(音楽のスタイル)と、番組の出演者(歌い手)を組み合わせること」で成立させています。


 このサウンドの部分を「規格」、歌い手の部分を「人格」に当てはめてみると、「規格」というある種の「型」のようなものに、「人格」が乗っかっている絵がイメージできると思います。

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