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告白 秒速で転落した真実
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なぜ、「秒速1億円男」の与沢翼は、税金3億円が支払えなかったのか?

『告白 秒速で転落した真実』
[著]与沢翼 [発行]扶桑社


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 話はさかのぼる。


 すべての発端は、第三期にあたる2013年9月のことだった。それは奇しくも、フリーエージェントスタイルにとって、過去最大の利益を上げた年度が8月末で終わり、新しいスタートを切ろうとしている矢先のこと(当社の会計年度は9月~8月)。慶應大学出身の公認会計士である当時のCFOが切羽詰まったように、こう切り出した。

「与沢会長、今年のフリーエージェントスタイルの売上高は15億円。そして、経常利益は5億円でした」


 フリーエージェントスタイルは2010年9月に創業している。初年度の売上高は2000万円。2年目は5億円。そして、3年目となる今年度の売上高は約15億円。本来ならば、順調に売り上げを伸ばしてきたことを喜ぶべき瞬間だった。


 しかし、CFOはこう続ける。

「経常利益が6億円にもなると、納税額はおそらく3億円を超えます。しかも税金は今月末には納付しないと延滞金が発生します」


 納税額3億円。これまではどんなに多くても納税額は数千万円程度で収まっていた。3億円ともなると話は変わってくる。

「3億円……。そんな額、払えるのか」

「いや、払えません。今、会社の口座にある現金は1億円ほどです。固定コストも毎月膨大ですし、どうしましょう」


 CFOのこの言葉を聞いた瞬間、スーッと体から血がひいていくのを感じた。

「この会社は終わったかもしれない」



 税金3億円。膨大な額である。


 厳密にいえば、2013年8月期の法人税、住民税、及び事業税2億5305万円。そして、第二期にあたる2012年8月期の修正申告分として、追加の8940万7200円を一気に支払うべき状況になった。ちなみにこの修正申告についても、税務当局からの指摘があったのではなく、会社の会計基準の変更に伴って行ったものだ。


 ひとつ、これだけは胸を張っていえるのだが、フリーエージェントスタイルはこれまでに資金繰りでショートしたことは一度もない。さらにいえば、無借金経営を徹底しているので、どこかから融資を受けているなどということもない。それで3期連続で黒字を出したのだから、はたから見れば完全なる優良企業だ。


 利益は十分に出ていたはずなのに、なぜ3億円の税金が払えないのか。


 国税局からも都税事務所からも、そしてそのほかのもっと多くの人に何度も質問されたことだ。その答えは簡単で、単純に「お金を使いすぎてしまったから」だ。



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