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告白 秒速で転落した真実
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おわりに 最後に伝えたいこと――

『告白 秒速で転落した真実』
[著]与沢翼 [発行]扶桑社


読了目安時間:5分
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「何事も突き抜けてみないと、見えない景色もある」



 本書を通して最も言いたかったことのひとつだ。何事もやるからには中途半端はダメ。仮にメディアから批判されたとしても、社会から「常識知らずだ」といわれたとしても、「自分がやりたい」と思ったことは確実にとことんやり抜く。それが大事なのだとずっと思ってきた。


 私は、生まれてから今まで傲慢な人間だった。その傲慢さゆえ、小さいころから家族や友達、教師から異端だと思われてきたし、批判もされてきた。「お前の考えていることは、わからない」と何度言われたかわからない。


 大人になってからは、さまざまな夜遊びもした。「品性がない」といわれようとも、数々のブランド品や高級外車を買ってみた。とことん仕事もやってみた。メディアでさまざまな問題発言もしてみた。本当に誰よりも「わがまま」を貫いてきたと思う。このあたりは、みなさんご存じのとおりだ。


 だが、一貫して自己中心的な人生を押し通してきた私だからこそ“見えた世界”がある。自己顕示欲の塊のような人間だった私だが、こうした「とことんまで貫く」という過程を踏んできたからこそ、自分の間違っている部分と改善していくべき部分が見えてきたし、次に目指すべき世界が見えてきたように思う。


 今回の出来事にしても、私が「とことんまで遊び、メディア戦略に傾きすぎた」結果、起こった出来事だ。自分が過ごしてきたここ1年間ほどの日々は、本当に今思えば反省ばかりだった。たくさんの人に迷惑と心配をかけ、自分自身を極限まで痛めつけた。


 だが、私は欲に弱い人間だ。もしも、この1年間遊び呆けなかったとしても、きっといつかこの先同じ事態を引き起こしていたのではないかと思う。私の失敗を笑いたい方は、心から私を笑ってほしい。でも、こうすることでしか、私という人間は前進することができなかった。非常に高すぎる授業料ではあったにせよ、今回の経験のおかげで「これまでの私は間違っていたのだ」と心から思えるようになった。


「最初からそんなに傲慢をかまさなければよかったじゃないか」「常識的な行動をすればよかったじゃないか」と思われる方もいるかもしれない。


 だが、考えてみてほしい。何もやっていない人間には間違うことすらできないはずだ。


 いつもと同じこと、常識的なことだけをやってきた人に学びは生まれない。それは単に、安全な道を選んでいるだけだ。違うことにいろいろと挑戦し、突き抜けていった人は、仮に失敗したとしても「この方法はダメだった」という経験や失敗したときの感情や想いを学ぶことができる。突き抜けてとことんやるからこそ、自分の間違いや取るべき道が浮き彫りになってくるのだと思う。


 私が大好きな思想家、中村天風の言葉がある。


「新しき計画の成就は只不屈不撓の一心にあり。


 さらばひたむきに、只想え、気高く、強く、一筋に」



 この言葉のように、どんなにつらいことがあっても、新しいことを成し遂げるにはひたすらに貫き通すことが大切だ。これこそが成功の秘訣であり、これだけが成功の秘訣であると思う。この「突き抜けるまで、とことんやり抜き、想い続ける」というスタンスは、今も、そして今後もずっと死ぬまで貫き通すつもりでいる。


 本書では、とことんやり切ったからこそわかった私の過ち、反省、そして現在の心境について語ってみたいと思った。それはなぜか。多くの人に、自分自身の変化について、知ってほしいと思ったからだ。


 以前の私は、他人に興味を抱くことはほとんどなく、自分のことだけに一生懸命な人間だったと思う。自分以外で気になるのは、ライバルや目標になるような、自分よりも稼いでいる人間や自分よりも優れた偉業を成し遂げた人間だけ。ぞんざいな言い方をすれば「際立った人間以外は歯牙にもかけない人間」だったと思う。


 だが、今回の事件を通じて、「人は金だけが大切なのではない」と考えが変わった。今後、私がどうやって生きていくのか。何を目標に生きていくのかはまだ模索中だ。でも、私は生涯事業家として生きていきたい。これだけは、絶対に変わらない。


 人生で2回も大失敗をした私だからこそ、わかることもある。今の私がやるべきことは「徹底的に恥をかくこと」「社会が求める限り、失敗者としてどこまでも晒されること」「決して、公の場から逃げないこと」、そして「一筋の光だけを頼りに前進すること」だ。自分の悪を告白し、社会や公の場で恥を晒し、自分を戒める。問題から逃げずに、徹底的に向き合う。今の私には先も見えず、何をしていいのかまったくわからない。でも、こうすることで、新たな一歩を踏み出すことができるのだと信じている。

もしもみなさんが私の声にまだ耳を傾けてくれるのなら、最後に伝えたいことがある。




失敗や間違いを恐れずに、まずは一歩、踏み出してほしい。

そうすれば、新たに見えてくる世界が、きっとあるはずだから。


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