日露戦争は、朝鮮半島と南満洲を舞台に戦い、超大国のロシアに勝った、日本人の栄光の物語です。「場」にされた韓国の教科書は、どう記述しているでしょうか。
韓国人の主張
ロシアに勝つような日本に対し、我が朝鮮民族は義兵闘争を行ったが、併合された。
韓国人にとってはさぞかし面白くないのでしょう。読者の皆様にもなじみのある時代になってきましたので、韓国人の主張はとりあえず横に置いておきます。というのも、“義兵闘争”など無視しても日露戦争の歴史は描けてしまいますのであしからず。
日露戦争を勝利に導いたポーツマス会議の全権を務めた小村寿太郎といえば、日本史を代表する最高の外交家です。『小村外交史』といえば、外務省黄金時代の代名詞であり、同名の著書は外交官志望者必読の書でした(今もそうであってもらわねば困るのですが、事情は知りません)。