その盧泰愚が優秀な大統領だったかというと、かなり疑問ではあります。その後の文民政権と比べるとかなりまともですが、国連加盟を北朝鮮と同時に行うのもこの時代です。何のために、そんな融和政策をとったのでしょうか。
現代史になると、韓国の教科書もかなり駆け足になります(日本の歴史教科書と同じです。ご丁寧にそんな欠点まで真似しています)。約十行くらいの記述から盧泰愚の評価をまとめます。
韓国人の主張
盧泰愚は選挙に勝ったが、軍人出身なので限界があった。
限界があったのは、民主化運動を弾圧した旧全斗煥政権の悪弊を暴ききれなかったということを指すのですが、政権の評価全体のトーンとしてもこんな感じです。