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<真田幸村と大坂の陣>幸村渾身の策 真田丸のルーツとは?
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歴史
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武田流ではなかった真田丸

『<真田幸村と大坂の陣>幸村渾身の策 真田丸のルーツとは?』
[著]河合秀郎 [発行]学研


読了目安時間:7分
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 敵勢を堅固な防御構造物の奥深くまで誘い込み、正面攻撃を誘って出血を強い、その背後を別働隊で脅かして撃破する。これが真田の御家芸とされる戦術のすべてである。味方の劣勢を逆手にとった弱者の戦術の神髄とでもいうべきものは、実はたまたま真田家の置かれた状況がそうであっただけで、本質的なものではない。敵を誘致するための味付けにすぎないのである。

「表裏()(きよう)の者」とか「稀代の横着者」などと評された真田(まさ)(ゆき)は、この戦術に熟達することで二度までも徳川勢を撃破し、その息子の信幸(信之)と(のぶ)(しげ)(ゆき)(むら))もまた、若くしてこの戦術に精通した。信幸は徳川勢を破った最初の戦いである第一次(うえ)()合戦で別働隊の重責を果たし、信繁は第二次上田合戦で(おとり)と伏兵の二役をこなしている。


 しかしこの昌幸とその子どもたちの戦術は、それ以前の真田家には見られないものだった。昌幸の父の(ゆき)(たか)は武田家の謀将として有名だが、得意なのは調略や諜報で、戦術的な謀略を駆使した形跡はない。


 兄の(のぶ)(つな)(まさ)(てる)にいたっては、およそ小細工とは無縁なタイプで、ともに山岳地での機動戦を得意とするスタンダードな戦術家だった。

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