大王製紙ならびに子会社による私への“資金貸付”は、世間に表沙汰になるずいぶん前から社内の一部では把握されていた。連結子会社は大王製紙本体の経理部に当てて、四半期ごとに財務状況を報告している。この報告時に、いつどれだけの資金が私に貸し付けられているかが記載されていた。

　大王製紙本体からこの件について問い合わせがあったとき、私は２０１１年３月末までに借金を返済する旨を伝えている（だが期日までに完済できず、返済期限を延ばすことになった）。