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「赤色」を食べると若返る!
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くらし
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第1章 健康は食べ物の「赤色」が握っていた!

『「赤色」を食べると若返る!』
[著]吉川敏一 [発行]扶桑社


読了目安時間:22分
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 ●「色」を発して動植物は生き残ってきた


 なぜ、食べ物は色素を含有しているのでしょう。

 実は、「色素」という物質は、食べ物の元である動植物が生き残ってきた「根拠」ともいえる物質です。

 生命体が自然淘汰される中で、突然変異によってそういう色を発する色素をもった、あるいはつくり出すことができた動植物だけが今日まで生き残ってきたのです。

 体内の「色素(物質)」は、光を一部吸収し残りを反射して、生命体を脅かす紫外線をはじめとする活性酸素を大量に発生させるものから逃れ、傷を少しでも浅くしてきたのです。

 色を発することによって、色を濃くすることによって、生物は生き残ってきた、それだけに色素は「生命維持」に非常に重要な物質なのです。


 ●「酸素を利用する仕組み」を身につける


 生命が地球上に登場して以来、私たち人間や動植物の生命体が生き残るためには、二つの問題をクリアする必要がありました。

 一つは、意外に思われるかもしれませんが「酸素」です。

 そして、もう一つは「紫外線」です。

 ほんの少し、時間を(さかのぼ)ってみましょう。地球が誕生したのは、およそ四十六億年前のことです。宇宙から眺めれば、そんな時間などたいしたことはありません。宇宙の年齢は最新の資料では一三八億年といわれているのですから。

 それはともかく、無数の隕石や微惑星が衝突と合体を繰り返すうちに、地球という星が生まれたのです。

 高温高圧で火の玉のようだった地球も、降り注ぐ隕石の数が減り、マグマの海から立ち上る水蒸気も冷え、それが集まり雲となり、雨が降り注ぎ、地球の表面は冷えて、様子は一変します。雨は川となり、大地を削りながら海ができました。そのころの大気の主成分はヘリウムと水素で、酸素はほとんどありませんでした。

 海にはさまざまな分子や原子が溶け込み、三十五億年前ごろには酸素を必要とせずに生きられる「嫌気性(けんきせい)生物(嫌気性細菌)」が、さらに三十三億年前には「藻類(そうるい)」が誕生します。

 藻類は、太陽エネルギーと水、二酸化炭素から「炭水化物」をつくり、この炭水化物のエネルギーを利用して、自分のエサとなる「たんぱく質」をつくるようになります(光合成)。その過程で、この藻類が水を分解して「酸素」を発生させます。海中で生まれた酸素は水の表面に浮き上がり、大気中に著しく増えていきます。

 酸素が増えて呼吸も楽になったと、今の私たちは思いますね。でも、これはそのころのほかの生物にとって、死活問題でした。ほかの生物は酸素のない環境で棲息してきたので、酸素のあるところで暮らす仕組みをもっていなかったからです。そのため多くの生物は死滅したと思われます。

 そして新たに、酸素を利用してからだの中で酸化反応によってつくり出されたエネルギーでもって生きるという仕組みをもった生物が出現します。酸素を利用する生物の登場で、第一の難問は解決しました。


 ●「紫外線防御システム」を身につけ陸に上がる


 さて、もう一つの問題は、「紫外線」です。太陽光に含まれる紫外線は(さえぎ)るものも少なく、もろに地球に降り注いでいました。

 一方、藻類が作り出した酸素は大気に増え続け、ついには酸素由来のオゾンが産生されます。この「オゾン層」が地球の周りにオゾン層を形成して、太陽から発生する紫外線が吸収され、地球に届く量が激減します。

 波長の短い紫外線は、エネルギーが高く、生物の「DNA」を損傷させる有害なものです。最初の生命体が水中から離れることができなかったのも、陸に上がったら紫外線でやられてしまうからでした。

 しかし、紫外線が少なくなれば、陸でも安心して生きられます。酸素を利用する仕組みをもった生物が陸上へ移りはじめます。

 しかし、オゾン層の形成だけでは、その紫外線の毒から逃れるのは不十分で、生物は色素を利用することにしたのです。このオゾン層と色素が産み出されたことによって、第二の紫外線の問題をクリアすることができたのです。
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