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「赤色」を食べると若返る!
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終章 病気と老化を防ぐ最新の秘策・「医農革命」とは

『「赤色」を食べると若返る!』
[著]吉川敏一 [発行]扶桑社


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 ●医師の使命は病気を「治す」ことより「予防する」こと


 超高齢社会の今、「老いてますます(さか)んなるべし」の高齢者が増えました。

 病気になっても決してあきらめません。たとえ深刻な病気にかかっても、八〇歳、九〇歳は序の口で、一〇〇歳近くになっても「手術を受けて、必ず病気を治す」と、意気軒昂です。

 そうです。だれもが「いつまでも若く健康で長生きしたい」と願い、「最期の最期まで病気と闘う、生き抜くのだ」と考えています。私自身も同じです。年齢を重ねても若々しいままで、遺伝的には可能といわれている一二〇歳まで生きたいと思います。そして、医学の進歩は、たしかに長寿化を支えてきました。

 しかし、臨床医として多くの病気に接してきた私は、思いがけず力尽きてしまった患者さんを前に、しばしば無力感を覚えることがありました。手術もうまくいった、薬の効果もみられた、なのに、なぜ、こういう結果になってしまったのか、無念な死に愕然とすることもありました。

 医師は病気を治すことが使命です。そうやって内科医として頑張ってきました。

 しかし、無念な死を避けるためにも、病気にならない方策をとることのほうがもっと大切ではないか。なぜ、病気になるのか、その原因を追求すれば、病気にならない予防法を手に入れることができるのではないか。多くの患者さんに接するうちに、私は、そう考えるようになりました。

 そうして、考えた末にたどり着いたのが、病気や老化の元凶である「活性酸素」の研究であり、病気を予防し、老化を少しでも遅らせる「抗加齢医学(アンチエイジング)」だったのです。活性酸素や抗加齢医学は食生活や生活習慣との関係が密接なこともあり、とくに食べ物の問題に強い関心をもつようになりました。


 ●「肥満者」ほど病気のリスクは増える


 ご存じのように、日本人の3大死因は〈がん〉、〈脳梗塞〉・〈脳卒中〉などの脳血管疾患、そして〈心筋梗塞〉などの心疾患です。脳血管疾患や心疾患は、〈動脈硬化〉や〈糖尿病〉、〈メタボリック・シンドローム〉を起因としています。

 私は、老化や病気の原因となる活性酸素の研究をしてきて、これらの病気発症の原因は同じではないかと考えるようになりました。この病気発症の原因をいかにして抑えるか、いかにしてコントロールするか、それを追求することが、病気予防につながるのではないかと思っているのです。
〈肥満〉や〈糖尿病〉、〈脂質異常〉などは〈動脈硬化〉の原因だということは、みなさんもよくご存じと思います。実は、〈がん〉も、同じ基盤をもとにしているのではないかと、私は考えています。

 実際、〈肝臓がん〉や〈膵臓がん〉、〈胃がん〉などはすべて〈肥満〉と関係していて、肥満者ほどリスクが増えることが報告されています。

 治療する場合でも、食事制限と運動により肝臓にたまっている脂肪を取り除き、患者さんをやせさせることから始まることもあります。
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