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(2021/11/26 追記)

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こんな働く母親が、子どもを伸ばす!
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くらし
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◎分刻みの家事と小言ばかりの日々

『こんな働く母親が、子どもを伸ばす!』
[著]松永暢史 [発行]扶桑社


読了目安時間:4分
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 前項で記したように、働く母親は毎日を超忙しく過ごしています。

 私の事務所を訪れるお母さんのなかには、こう言う人もいます。
「朝は食事を整え、家族に食べさせ、自分も食べ、年齢によっては子供が保育園や学校に行くしたくを手伝わなければならないし、前の晩にした洗濯物を干さなければならないこともあるんです。その一方で今日の仕事に合わせた服を選んで着て、髪を整え、化粧をしなければならないのです」。


 しかも、それらのすべてを出勤時間までに終わらせるのですから、まさに「分刻みのスケジュール」で日々を送っていると言っても過言ではありません。

 しかし子供がいると「分刻みのスケジュール通り」というわけにいかなくなります。

 突然牛乳をひっくり返して服を汚してしまう。なんだか機嫌が悪くて朝からぐずぐず言うこともあれば、何やらぼーっとしてすべての行動が止まってしまうこともあります。

 こうした“突発事項”ならまだしも、子供が朝になって「あ、忘れてたけど、今日家庭科があるからふきんを持って行かなきゃいけないんだ」と言い出したり、「このアンケート、実は今日が提出日なんだけど……」と、朝から思わず「なぜ昨日のうちに言わないの!」と怒鳴ってしまいたくなるような事態も起こります。

 こんなとき「あら、そうなの」と冷静に対応することはなかなか難しいものです。
「朝のお母さんはやることがいーっぱいあるんだから、邪魔しないでちょうだい!」

 これが働く母親の、偽りない朝の心境ではないでしょうか。

 となると、子供に対する接しかたも、とかく荒々しいものになってしまいがちです。「ボケッとしてないで早く食べなさい」はもちろんのこと、「一体どうしてアンタはいつもギリギリになっちゃうの?」と余計なひと言を付け加えずにいられない人も、多いのではないでしょうか。

 夜は夜で、朝の突発的な「あ、今日は○○がいるんだった」がないように、「時間割は揃えたの? 提出物はないの? 連絡帳見た?」と細かく確認をしなければならないでしょう。
「宿題やったの?」「読んだ本はしまって」「早くお風呂に入りなさい」などなど、小言と確認、行動確認と……。こうしたことは子供にとって、はっきり言って“うるさい”もの。分刻みの家事とこうした“うるささ”は、まるでワンセットのように働く母親の日常についてまわることなのでしょう。

 これは働く母親でなくても同じことかもしれませんが、「また今日も小言ばかり言ってしまった……」と子供が寝たあとに自己嫌悪に陥るのは、どちらかというと働く母親のほうが多いと思います。

 母親とは、常に「やらなければならないこと」を抱え込んでいる存在です。

 教育コンサルタントの私から見ると、仕事でも有能でまじめな働く母親には、ストレスを抱えて精神状態が悪くなっている人が多いように思えます。こうしたときには、「何もかもやるなんて不可能に決まっている」と開き直るのも、場合によっては有効だと思います。

 もちろん、家事をやらなければ、家の中は片づかないことだらけになってしまいますし、また髪もとかさず化粧もせずに仕事に行くわけにはいかないという「現実」もあります。

 しかしそのうえで、「何がなんでも今やらなければいけないことかどうか」は、考えてもよいのではないでしょうか。

 とくに、夜まで残ってしまった家事については、「たまにはさぼってしまい、子供の相手をする」ことがあってもいいように思えます。

 たったそれだけのことで、子供も自分も気分よく過ごせるのなら、「後回し」も別に悪くないと思います。

 また、こういうときに夫が上手に協力するご家庭もあるようです(このことについては、第三章で述べます)。


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