次なるAさんの大きな失敗は、小学生の長男をハイキングで「鍛えよう」と考えたことです。キャンプで父親が子供を「鍛えよう」としたり、過度に「教えよう」として、手や口を出し過ぎるのは大マチガイ。親が手や口を出し過ぎると、子供たちが“自分でやる”という楽しみや面白さ(効果も)が薄れてしまいます。そんなお節介をしなくとも、ちゃんと大自然が突然の気候の変化や思いがけない楽しみなど「アメとムチ」を用意して子供たちを「鍛えたり」「導いたり」してくれるのですから。
ところが、実際にキャンプ場へ行ってみたら、「何もかもを親がやってしまっている」という光景をよく目にします。