親子でキャンプへ行くと、家庭ではなかなか見ることができない子供の「新たな一面」に気付かされることがあります。
D君は八歳。小学二年生です。同級生に比べて身体が小さく、性格もどちらかと言えばおとなしい方で、友達はあまり多くありません。外で遊ぶよりも家の中でゲームをする方が好きでした。
夏休みを利用して、お父さんとやってきたのは山のオートキャンプ場。そこでは、カヌーやカヤック、マウンテンバイク、ハンググライダー、フィールドアスレチックといった、様々な遊びがそろっていました。
「何からやろうか?」
お父さんが誘いましたが、D君はモジモジしたままです。