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一生働く覚悟を決めた女性たちへ
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はじめに

『一生働く覚悟を決めた女性たちへ』
[著]古川裕倫 [発行]扶桑社


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 誰しも楽しい人生を送りたいと願っているでしょう。

 それは好きな人と結婚して幸せな家庭を築くことですか? 起業してビジネスで成功することですか? 趣味でプライベートの時間を充実させることですか? どれも素晴らしいことだと思います。

 その「楽しい人生」の中に「楽しく働きながら」という項目を入れてみませんか?

 私は、長いビジネスパーソン生活を通して、「女性の働き方がもったいないな」とずっと感じていました。それは……。
1.小学校から大学を経て、入社試験に至るまで、女性のほうが男性よりも優秀である。入社試験で100人面接すると、トップ20はほぼ女性である。多くの会社の人事担当に聞いてみても、「そうだ」と返事がある(ただし、内定の比率はまた別)。
2.女性社員の中には、自ら「自分の仕事はこれ以上でもこれ以下でもない」と自分の箱に入ってしまっている人がいる。上司は「その気になってやれば、もっといい仕事ができる」と見通しており、幹部も「組織の長や重要な役職に引き上げたい」と思っているのに、自分で実力を押し殺してしまうのは、実にもったいない。
3.大変優秀で、積極的に仕事をする女性でも結婚するからとあっさり会社を辞めてしまう。私の元の勤務先でも、結婚退社してしまう部下がおり、大きな期待をしていた役員たちも「惜しい」と口を揃えた。非常にもったいない。


 どうしてこんな「もったいない」現象が起こるのか。会社の組織形態が古いから、頑張りが認められないから気力がわかない、結婚してキャリアが途絶えることが不安、など理由はさまざまでしょう。

 しかし、たとえば、いったん職場を離れたら現役復帰ができないというのは大ウソであり、単なる言い訳にすぎない。10年以上ブランクがあっても、立派に働いている女性をたくさん知っています。水泳や自転車に乗ることのように、一度マスターしたら、ブランクがあってもちょっとした練習ですぐ元のようにできるようになります。

 そしてみなさんが漠然とした不安を感じているように、年功序列制や終身雇用制が崩れ、会社にしがみついていても、自分の口を養っていけるかどうかもわかりません。会社にしがみついていられるかどうかもわかりません。実力主義に変わってきている今、妻や子供を養っていくに十分な収入を確保できる男性も激減しています。

 賢い女性たちは「もし、一生独身だとしたら、キャリアを見直さなくては」、または「結婚しても、きっと働かざるを得ないんだろうな」と気づいているでしょう。

 そう、「女性たちも一生働く時代」になっているのです。

 ならば、イヤイヤ働くのはやめませんか?

 私は今が、「女性が一生働く時代」であるとともに「女性が活躍するチャンスが到来した時代」であるとも思っています。なぜなら……。
1.日本の労働人口は、団塊世代の退職や少子化でこれから急激に減少する。
2.労働力確保には、(1)高齢者活用、(2)女性登用、(3)外国人雇用しかない。
3.(私も含めて頭の固くなった)頑固な高齢者を、後輩である会社トップが広く活用するだろうか。いいえ、それは違うでしょう。
4.ユニクロや楽天などグローバル化しつつある企業が外国人登用を進めているが、日本が、オーストラリアのように労働人口の27%もの高い比率で、外国人労働者を認めるかは、はなはだ疑問です。理由は簡単。日本は「また鎖国をしている」と欧米の日本通が言うように、外国人が増えると「治安が悪くなる」とか「労働の質の低下につながる」と平気でいう島国である。おまけに、言葉という大きな障壁がある。
5.だから、企業は日本の女性を積極的に登用するようになる。制度ももっと改善されるだろう。以前までは、遠慮がちに取っていた有給休暇も、今は普通に取得することができる。必要とあれば、企業なんぞはトップの一声でガラリと変わる。

「では、どうしろというの?」と質問が飛んできそうですが、答えはひとつ。

 一生働くことをしっかりと覚悟すればよいのです。そう思って今の仕事に取り組み続けるのと、そうは思わずに仕事と接していくのでは、大きな違いがあることはおわかりいただけると思います。そうして豊かな人生、楽しい人生を送ることです。経済力だけを男性に求めているのではないとお叱りを受けるかもしれませんが、男性頼りの憧れは、早いうちに捨ててしまえばよいのです。

 私には、長年のビジネスパーソン生活で得た教訓があります。男性上司が何を考え、何を期待するかも知っています。女性たちが、会社でうまく実力を発揮するために、また「楽しく仕事をする」ために、本書が参考となれば幸いです。女性は実力があり、環境も変わっていくのですから、あとは自分が決めてしっかり行動するかどうかなのです。
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