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(2021/11/26 追記)

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幸せの遺伝子−−−「ひらがな言葉」が眠れる力を引き出す!
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生き方・教養
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「ありがとう」 ありがたきもの

『幸せの遺伝子−−−「ひらがな言葉」が眠れる力を引き出す!』
[著]村上和雄 [発行]扶桑社


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「ありがとう」の語源は、「有り難い(有り難し)」という言葉です。これは文字どおり、「有ること」が「(かた)い」、つまり存在することが難しいという意味です。本来は、「めったにない」や「珍しくて貴重である」ことを表しました。

 平安時代、清少納言は、『枕草子』の「ありがたきもの」の段に、次のようなものを彼女らしいユーモアを交えて列挙しています。

 

 (しうと)にほめらるる婿(むこ)

 (舅にほめられる婿)

 また、(しうとめ)に思わるる(よめ)の君

 (また、姑にかわいがられるお嫁さん)

 毛のよく抜くる(しろかね)の毛抜き

 (毛のよく抜ける銀の毛抜き)

 (しゅう)そしらぬ従者(ずさ)

 (主人の悪口をいわない使用人)

 つゆの(くせ)なき。かたち、心、有様(ありさま)すぐれ、世に()るほど、いささかの(きず)なき。

 (全然、欠点のない人。容貌(ようぼう)、心、風姿態度が優れていて、世間と関わっていくなかで、少しも非難を受けることがない人)

 同じ所に住む人の、恥ぢかはし、いささかのひまなく用意したりと思ふが、つひに見えぬこそ、(かた)けれ。

 (同じ所に仕えている人で、お互いにつつしみあい、少しのすきもなく気を遣っていると思っているけれど、最後まで本性を見せないまま終わることは、めったにないものである)

 物語、集など書き写すに、本に墨つけぬ。

 (物語や歌集などを書き写すとき、元の本に墨をつけないこと)

 よき草子(さうし)などは いみじう心して書けど、かならずこそきたなげになるめれ。

 (よい綴本(つづりぼん)などは、とても気をつけて書き写すのだが、必ず汚してしまう)

  男、女をば言はじ、女どちも、(ちぎ)り深くてかたらふ人の、末まで仲よきこと、難し。

 (男と女の間柄についてはいうまでもない。女同士でも、行く末長くとかたく約束して仲良くつきあっている人で、終わりまで仲の良いことは、めったにない)

 

 めったにないもの、というのは、いまも一千年前もあまり変わらないようですが、あなたはどう思われますか。

 ちなみに、「有り難い(有り難し)」という言葉が使われ始めたのは、飛鳥時代のころだといわれています。

 
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