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社長はなぜ幸せになれないのか?
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第2話 イラバタ島の王様

『社長はなぜ幸せになれないのか?』
[著]唐土新市郎 [発行]扶桑社


読了目安時間:12分
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 照りつける太陽が作りだすヤシの葉のシルエットが、白い砂利道の上で揺れている。そのヤシの大きな幹の葉影になっている部分で羽根を休める二羽の白い蝶。そう、私とクーだ。

「クー、ここはいったいどこなんだ?」
「ここは、イラバタ島さ」
「イラバタ島? 変な名前の島だな」
「まあね。この島の王様の名前から来ているんだ。その名もずばり、イラバタ王。あっ、噂をすればだ。あっちから急ぎ足でやってくるのがこの島の王様、イラバタ王だよ」

 クーが右の触覚で示した方向を見ると、従者を従えこっちへとやってくる大きな男の姿が目に入った。その足取りは、まるで半分走っているような速さで、おかげでうしろの従者たちは汗びっしょりの必死の形相で王のあとを追っている。イラバタ王は、ちょうどヤシの木の真下にきたところで従者たちを振り返り、一喝した。
「遅い! なぜ、わしと同じ速さで歩けないんじゃ」すると、従者は答えた。
「そう申されましても、王様はお体も大きくおみ足も長いのに、私どもは身体も小さく足も短いのでとても追いつけません」
「何をいう。お前らの努力が足らんのじゃ。わしは、わしのペースを乱されるのがだいきらいなんじゃ。さっさと歩け!」イラバタ王は、再び振り返ると、前にも増す勢いで先にある大きな王宮らしき建物の中へと消えていった
「すごいな、あの王。この暑さの中を、あの猛スピード。いつも、ああなのかな」
「今日なんて、まだましなほうだよ。
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