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社長はなぜ幸せになれないのか?
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ビジネス
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第3話 カネノミ町の町長

『社長はなぜ幸せになれないのか?』
[著]唐土新市郎 [発行]扶桑社


読了目安時間:11分
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 汽笛が鳴り、船が港を出て行く。かもめが数羽、釣り人たちの釣果を狙って上空で旋回を繰り返している。そんな港から東の方角を見上げた小高い丘の上に、黄金の館と見まがうような豪華な屋敷がそびえ立っている。その館こそが、私の第二段階の修業の場であり、この町の町長、そしてこの町の産業の中枢を牛耳るカネノミ海運社長の屋敷である。

「あっ、気をつけて、セオ。その有刺鉄線には高圧電流が流れてるから」
「ひえっ! 危ない、危ない、思わずとまってしまうところだった」
「とりあえず、気をつけながら屋敷内に入っていってみよう」そういうとクーが先に立ち、私たち二羽は秋風に揺られてひらひらと黄金の塀の中へと入っていった。
「それにしても、金ピカピカだな、この屋敷。はっきりいって、趣味は悪いけどね」
「実はこの家、金無垢(きんむく)なんかじゃなくて、塀などの外側は金メッキなのさ。だから、間抜けな泥棒が塀の金を削って盗もうとしても、それはムリ。本当の金銀財宝はすべてバカでかい金庫の中で、塀の中には許可なく誰も入れないよう、監視カメラに警報機、高圧電流に猛犬、さらに獣用の罠まで仕掛けられているという厳重警戒ぶりなんだよ」
「でも、僕たちは蝶だから平気ってわけだな」
「そうだね。僕も前にきたときは、ドアの隙間から家の中に入れたもの。
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